徹底的に踏み外そう!
\サブスク引き籠り応援団です/ハイゼンベルクとブルーメス
ニューメキシコ州で高校の化学教師として働く化学者ウォルター・ホワイト。天才と称されたこの男ですが人生に敗れ、50歳の現在では妊娠中の妻と脳性麻痺の息子を抱え、多額の住宅ローン返済のため洗車場のアルバイトもする始末。そして更に肺癌で余命3年未満の宣告をうけました。
自身の医療費もですが残される家族の為に金が必要になります。誰の力も借りずに自分の力で!と目をつけたのはメタンフェミン(メス)、つまり麻薬の製造・販売でした。元教え子のジェシーを相棒にし家族にも言えないビジネスを開始。ハイゼンベルクと名乗り作るメスはブルーメスと呼ばれる奇跡の麻薬。こうして巨万の富を得るため、天才で真面目なウォルター・ホワイトは盛大に”踏み外していく”のでした。

ウォルターは間違いなく天才学者
ウォルターことハイゼンベルクが作るメスは最高級品。しかしこれは偶然ではなく、天才だからこそ成し得る奇跡でした。結晶学を専門としノーベル賞を授与。グレイ・マター社を設立し複数の特許を申請。しかし当時の恋人との間に劣等感を覚えたウォルターは仕事からも恋人からも逃げてしまいました。
そして50歳でぱっとしない存在に。しかし余命宣告を機に脳がフル回転。誰も作れない麻薬を生み出し、その莫大な利益を狙った輩を”なんとか”していきます。化学者として天才なら麻薬を作るまででしょうが、ウォルターはもっと違う、他の意味での天才でした。
中途半端は許さない!
本作の魅力はウォルターの”完璧主義と善意の間で揺れる姿”にあります。メスの完成度もですが非常にストイックに物事を考えており、更なる改善と利益を求めます。敵に対しても同じく、完璧で最善の行動を取るのですが、そこには真面目故の葛藤が見えました。まあ、でも、結局は完璧になんとかして、完璧に片付けるのですがね。
5シーズンと長編ですが、進めば進む程面白くなります。ウォルターとジェシーのコンビは共に演技力は最高峰。そこにストーリーの深さとテンポの良さ、ヒューマニズムにおふざけを絡めると名作の出来上がり。観終えて振り返ったときには”後悔のないように生きよう”という充足感に満ちていました。
\サブスク引き籠り応援団です/


コメント も、文句以外で・・・