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曹操が劉備が英雄たち(人形)が気軽に取材に応じた三國志ファン必見作「人形劇 三國志」

人形劇 三國志 ドラマ
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4.7 三國志を詳しく楽しく

桃園の誓い

中国を統治していた漢王朝は、”十常侍”と呼ばれる10人の宦官(去勢された偉い手)によって掌握されていました。宮廷は賄賂が横行し腐敗にまみれた豪勢な生活、民衆は圧税に加え飢饉に伝染病に苦しんでいました。そこで立ち上がったのは長角をリーダーとした”黄巾党”。しかし彼らもまた民から見れば盗賊と変わらぬ輩だったのです。

そんな世を憂う楼桑里に住む劉備は、実は漢王朝の血筋一介の村人という立場でありながらも、その威厳と魅力に惹かれ関羽張飛という豪傑が集います。そしてこの3名は桃の宴で酒席を開き我ら三人同年同月同日に生まれることを得ずとも、同年同月同日に死せん事を願わん。」と義兄弟の契りを結び、混沌極まる乱世を治めるため、義勇軍として黄巾討伐に名乗りを挙げるのでした。

挑戦的でオリジナリティ満載

川本喜八郎制作人形達は個性豊かで美術的コンピューターを駆使した操作は当時では新しくこういった作品に俳優が選ばれたのも珍しいものでした。更に作中、人形と共に本物の火や水を使ったのも挑戦的。燃えてしまったり水で色が落ちる危険性を抱えつつも、リアルで人間の如く迫真のシーンを生み出しています。

本作は”三国志演義”を元にしたオリジナル作品。劉備を中心としたストーリー展開は演義同様ですが、もっとはっきりと勧善懲悪に寄せています。張飛が蛇嫌い(蛇矛使うのに・・・)とか呂布に弟がいるとか、ちょっとした設定もオリジナルです。更に一番気に入ったのは”英雄に取材”というメタ系の存在でした。

神助・竜介のインタビュー

紳助・竜介は神神・龍龍として作中に人形として登場します。しかし彼らの一番の役目は番組司会者。進行役であり語り部であり、そして時にはインタビュアーでした。袁紹・曹操に孫堅の死について意見を求めたり、龐統の死を受けた心情を関羽や趙雲に聞いたりと、知りようのない心中を聴ける(つもりな)機会を与えてくれました。

40年も昔の作品ですが、今も尚三國志ファンの間では語り草となっています(恐らく)1970年初期から横山光輝の漫画で子供達が”三国志”を知りました。そして本作で人気漫才師とNHKのコラボで10代の心を掴みます。今も色褪せない名作なので、どんどん画像解析度を上げて再版していって欲しいものです。ちなみに人形の方は美術館等の展示で照明・紫外線を浴び、随分と色褪せていましたが、それはそれで味が出ています。・・・三國志系のブログも書いていきたいなあ・・・

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