これは複雑に絡む・・・
叶えたい願いと”課題”
”ザ・プレイス”というカフェの奥に”困難な課題と引き換えに何でも願いを叶える”男が座っています。この日も多くの人が彼に願いを叶えてもらう為並んでいます。カフェ店員のアンジェラは何となくこの男に自分に近い、親近感のようなモノを覚え観察しています。
まずは癌に侵された息子を持つ会計士。息子の回復を願い、そして課題は幼い女の子を殺すこと。
夫のアルツハイマーを治してほしい老婆の課題は、人がにぎわう場所に爆弾を仕掛けること。
奪われた大金を取り戻したい刑事の課題は、誰かを血が出るまで暴行すること。
課題は無茶苦茶ですが願いを叶えるためと頭を抱えます。しかしここは小さな街のカフェ。依頼者達はみな御近所でもあり、徐々にその距離と依頼が近づいていくのです・・・
願いを叶える(予定の)男
カフェの奥に座る男は”なんでも”願いを叶えるとか。お金ならともかく、アルツハイマーを治すとか癌の完治とか、更に盲目を治す・神を感じれるようになりたいという願いも叶えるとか。無茶な課題を出しますが、確かに見返りは大きいものです。
しかし超常的な能力を使う様子はなく、この依頼を完遂することで本当に願いを叶える事ができるのか・・・それもわかりません。依頼者達は噂を信じて”得体の知れない男”に賭けているのです。絶対に叶うという保証があれば簡単に実行してしまう課題もありそう?なので・・・
課題には意味がある
色々な依頼者が訪れ、色々な課題が出されていく本作。依頼者達は課題を通じて彼らは自身の願いとは本当にコレなのか?という事を考えていきます。そして課題を実行しようとすると引き換えに誰かが傷つく。傷ついた誰かにも願いがあって・・・という人間味深い作品・・・だと感じて観ていたのに願いが叶っちゃったよ(不満じゃないけど)・・・
色々な条件と情報が錯綜する中で静かに盛り上がる作品でした。思考させる事が目的のようで、ある意味ミステリーな謎解き物。一歩踏み出せば世界が変わる、そんな事を語ろうとしていた作品なのかな、と感じています。誰かが血を流すまで暴行する、そんな一歩を踏み出すのかあ・・・



コメント も、文句以外で・・・