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これを”愛”と解釈するかどうかが人類の分岐点「アイム・ユア・マン ~恋人はアンドロイド~」

アイム・ユア・マン ☆映画あらすじと感想
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3.6 次世代の人間になるのかな・・・

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\サブスク引き籠り応援団です/

理想のプログラミング

アルマ・フェザーはとあるパーティー会場を訪れています。そこにトムが近づき口説いて来ます。紳士的で完璧な彼ですが、実はアンドロイド。全てにパーフェクトに思われたトムですが、会話の途中で「僕は・・僕は・・・僕は・・・・」とフリーズを起こしてしまいます。そして従業員が挨拶し、”アルマに最適化した男性、期間3週間、後日自宅に届ける”事を告げるのでした。

アルマはペルガモン博物館に勤務しており、楔形文字の論文発表のため資金を募っていました。そこにテラレカ社が極秘に行うアンドロイドの実験に参加し、報告を上げてくれれば資金を出すというオファーが来たので引き受けたのです。しかしアルマは相手を”ロボット”としか見ていません。そんな彼女に対して”幸せにする”というプログラムが入ったAI・トムがやってくるのでした。

人間ではない?それとも人間?

他者に気遣い暴力を振るわない完璧紳士なトム。感情に近いモノはありますが、激しく動揺することなく切り替えも早い。道端で怒鳴るおっさんと比較しても素敵で倫理的で人間らしい姿に戸惑いを覚えます。高性能な上に自己学習もしていくAIの到達点はまさに人間への進化でした。ん?人間の進化版がアンドロイドなのかな???

本作では”独りで寂しい”人間が対象でアンドロイド実験が行われています。しかも”自分のために最適化された”アンドロイドがやってきます。食事から性生活に至るまで理想を叶えているというあり得ない存在。例えば僕の元にやってきたなら、その日のうちに陥落するでしょう。自分より長寿である事も間違いなく、嫌な顔もせず喜んで介護もしてくれそう。これが愛・・・なのかな・・・

愛と思えれば楽なのに

ロボットと割り切っていたアルマも徐々に心を開きます。そりゃそうでしょ・・・。怒らないし喧嘩してもすぐに切り替えて優しくしてくれるし。”愛されている実感”に包まれる多幸感はハンパじゃないでしょうとも。この関係が”愛”と認知された時、それは恐らく人類の終わりになるのでしょう。

とても深く考えさせられる作品。個人の幸せを考えればアリです。外見も人間と変わらないし、コミュニケーションも最高。何の問題も見当たらない”人生の介護ロボット”だと思います。次は子供アンドロイドも当然試作されていくのでしょう。これを幸せと受け止めれば人生楽しい!しかし小難しい事しか考えてない僕は絶望に見えました。できれば”不便な人間”を諦めずに生涯を送りたい。といいつつも、理想のアンドロイドはちょっと欲しい・・・人は愚かだなあ・・・

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