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人種差別か崇拝か「ゲット・アウト」

ゲット・アウト ☆映画あらすじと感想
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3.4 人間の怖さですねえ・・・

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\サブスク引き籠り応援団です/

人種差別なんてしない

ーとある住宅街、黒人アンドレは夜道を一人歩いています。そこに近寄る白い車。そして誘拐されるのでしたー

若手写真家である黒人のクリス・ワシントンは、大学生で白人のローズ・アーミテージと付き合っています。そしてローズの両親に挨拶に行くことになっていますが、クリスは黒人の自分を受け入れてくれるか不安です。しかしローズは「大丈夫よ。差別なんてしないから。オバマ支持者だし、きっとオバマについて語られるわよ。」とケロッとした態度でした。

アーミテージ家に到着すると両親から歓迎され、クリスも安心しています。しかし庭師やお手伝いが黒人と”レトロタイプ”な印象がありました。そしてある晩、眠りつけないクリスは外に出ます。すると庭師が庭を全力疾走しており、その光景に恐怖します。室内に戻ると、次はローズの母親が「少し話しましょう。」と声をかけてきました。そして何気ない会話からいつの間にかクリスは”催眠”をかけられてしまうのでした。

こんな家では過ごせない・・・

ローズ家は父親が神経外科医母親が精神科医と裕福で黒人のクリスにも柔和な態度です。しかし帰宅してきた弟だけは少し態度が悪く、変な絡み方をしてきます。さらに庭師の全力疾走や、お手伝いさんが突然不穏になったりと”差別ではない何か”を感じさせます。

そして中盤に出て来る黒人男性は、20歳以上年上と見られる白人女性の夫です。しかし彼はクリスがスマホで撮った際のフラッシュで錯乱?し「出ていけ!!」と興奮します。急に光を当てられ怒り、クリスを追い出そうとしたように見えますが、ここには”逃げろ!!早く!!”という意味があったのかも・・・

最後まで観ればわかる”崇拝”

黒人差別はしていたのかもしれません。しかしそれは通常の反対で、”憧れ”る方での差別と受け取れる作品。各黒人達の言動・行動は明らかに不穏で不気味。当然そこには大きな理由と意味があるのですが、その辺りが明らかになるとホラー映画と化します。狂気ともいうべきこの思想、人間の欲深さを思い知らされました。

ゲット・アウト(出ていけ)!という題名通り最悪の閉塞空間はクリスを通して恐ろしく、ちょっとずつ見えてくる違和感にゾクゾクします。しかし”謎のまま終わる”ではなく、はっきりと答えがある作品なのでラストはある意味痛快なのでは・・・。差別作品というより人間のエゴ警鐘になりますので、鬱好きな僕には刺さりました。

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