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対照的に見えてもどこか似てしまうのが家族「イン・ハー・シューズ」

イン・ハー・シューズ ☆映画あらすじと感想
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3.3 自分に合った靴を、って題名がお洒落

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\サブスク引き籠り応援団です/

合わない姉妹

しっかり者で弁護士ローズに悩みがあります。それはスタイル抜群、誰もが振り返る美貌の持ち主で妹マギー。定職に就かずローズの家に居候しているマギーは問題児でした。この日はローズの彼氏と寝てしまいます。当然ローズは激怒しマギーを追い出します。追い出され行く当てのないマギーは祖母を訪ねてフロリダへ向かうのでした。

祖母のエラは家族と絶縁しています。”捨ててきた”と罪悪感を抱えているエラはマギーを優しく迎え入れます。しかしマギーはお金を盗もうとしたり、仕事を探す気もありません。そこでマギーを半ば強制的に介護施設で働かすことにしました。この施設で出会った盲目の患者に「読み聞かせ」をすることで初めて自分自身の問題と向き合い努力を始めます。


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テーマは”気づき”

ローズはマギーを追い出した後、気分一新し退職。そして新しい恋人サイモンと婚約し順調な生活。そして継母に紹介しますが、小さい頃に太っていた事を暴露され落ち込みます。そして”こんな時はいつもマギーが味方してくれていた”と気づきます。かけがえのない妹である事を思い知らされたシーンです

またマギーの方は介護施設で本の読み聞かせをせがまれ”難読症”に向き合います。彼女は恐らく生まれて初めて自分のコンプレックス克服に取り組みます。その自身を振り返る努力の過程で、姉のローズの偉大さと近くにいない寂しさを実感します。喧嘩しても姉妹共にお互いの事が必要で大好きなんです。

すれ違っても他人じゃない

ローズ太っていた昔を思い出したり、美人な妹と比べてしまったりと、自分の外見に自身のないために高価な靴を買っても履けませんでした。マギーは難読症を抱えているが隠しています。共にコンプレックスに悩み隠している2人は似た者同士相談できない性格も似てしまったため、どんどん距離が出来ていきます。

長く同じ時間を過ごしていても人の事はわかりません兄弟・姉妹なら尚更相手のことを”決めつけて”見てしまいます。弟がいる僕も何かあっても感情が先走り、”話し合う”にはならない事が多くありました。それでも血の繋がりは不思議なもので時間が経てばお互いの存在を認めあえる、そんな家族の温かさが盛り込まれている作品です。

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