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かっこつけた生き方、だからかっこいいんだ「ラスト・ムービースター」

ラスト・ムービースター ☆映画あらすじと感想
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ラスト・ムービースター(字幕版)

3.6 バート・レイノルズのご冥福をお祈りします

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”有名”な映画スターの自負と現実

ヴィック・ヴィックは生きる伝説とまでいわれる映画スターでした。今では体も言う事を聞かなくなり独り暮らししている普通の老人。そんなヴィックにテネシー州ナシュビル国際映画祭より、特別功労賞の授賞式の招待状が届きます。過去にはロバート・デ・ニーロなどの俳優も受賞しており、体力的に厳しいと思いながらも”有名俳優が受賞した”と聞きテネシーに向かいます。

一流の授賞式を想像していたヴィックですが、飛行機は通常クラス・迎えの車は小汚い・運転手も口汚い女性・宿泊は安ホテルと想像と大きく違っていました。極めつけは受賞式会場が地元のバーで、過去の受賞者は招待しているが返事もないとのこと。ヴィックは落胆と怒りをぶちまけ始めるのでした。

本人の自叙伝風

ヴィック役のバート・レイノルズは本当の生ける伝説。作中のヴィック同様に学生時代はフットボール部、卒業後に映画スターとなり若くして絶頂を迎えます。その後、人気低迷・離婚・自己破産・訴訟問題映画よりも話題になりそうな波乱万丈人生を送ります。過去には007やスター・ウォーズ(ハン・ソロ役)を断った大物ぶりも有名。

役名ヴィック・ヴィックですが、彼は正にバート・レイノルズの生き方そのものな主人公です。2019年には”ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド”の出演が決まっていましたが、2018年に82歳で心臓発作のため死去。この”ラスト・ムービースター”がバート・レイノルズ最後の出演作となりました。

生き方で”かっこよさ”を魅せたムービースター

ヴィックは自身のことを「落ちぶれたんだ」と話していますが、この台詞が中々にかっこいい。「無名な金持ちより貧乏で有名な方がいい」という台詞に”自分の生き方”が見えます。コメディな掛け合いの中でも、渋さと余裕が漂うその姿に”年取ったらこんな感じになりたい”と憧れを抱きました。

作品に出て来るSNS・YouTube・Instagramという言葉をヴィックは理解していません理解する必要もないのです。周囲に流されるのではなく、自分らしく自由に生きた姿に”ラスト・ムービースター”を感じました。日本で言う”銀幕スター”です。本作を通じてヴィックが、バートが伝えたかったのは”時間はあっという間、今をしっかりするんだ”という台詞に詰められていました。迷う時に”自分はこれでいいんだ”と思い出させてくれる作品でした。

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