こんなイカレタ映画好きなんですよ
東部戦線で行われた大虐殺の本当のワケ
1945年の第2次世界大戦中、東部戦線でセルゲイ率いるソ連の兵士達が救難信号を受け、渡り歩いていました。ドイツの行った行為を記録する為、係のディミ(ディミトリー)はカメラ撮影を行っています。そして辿り着いた発電所。人気を感じないこの建物が気になり部隊は入っていきます。
施設内は真っ暗なため発電機の電源を入れ灯りをつけます。すると奥の方に人間の形をした”何か”を見つけます。近づくといきなり両手についた武器を振り回してきます。そして隊長が殺されたため、その人間のような何かを撃ち殺します。悲しむ間もなく先に進むと一人の男と出会います。そして男から「皆、博士に改造されるんだ!」と聞きます。そしてこの先は”体中武器だらけの生き物”がウヨウヨしているのでした。
恐怖の武器人間の強さとは!?
タイトルとジャケットから見るに”いかにも”であることは想像できます。しかし本当にその通りなのです。色々な武器を身に纏うのではなく、完全に体を武器に変えられている姿は武器人間という言葉しか中りません。個性豊かな改造人間達は、ある意味で「アイアンマン」を超える兵器なのではないでしょうか。
スプラッター的な武器人間たちは、頭がアイアンメイデンみたいだったり、頭がプロペラだったり、ジャケットのように頭がモスキートだったり(頭ばっかりか)と、その姿で強い恐怖を与えます。その点ではアイアンマン超えなのですが、実はこの武器人間達は”そんなに強いわけではない”のです。意表を突かれる、どこ触っても怪我するというだけで、スーパーパワーや超絶技はありません。銃で勝てるのです。100体いても100人の人間と同等の戦闘力です。
ヴィクター・フランケンシュタイン博士の発想
何と言っても博士の想像力が素晴らしい。頭がプロペラとかアイアンメイデンとか、全然戦いに向いてない。全員が重武器装備を積載しすぎて足が遅い。でもいいのです。博士の拘りとは”改造する事”それ自体にあるのです。とにかく何かをくっ付けて切り取って、死体と武器を集める。そんなワークスタイルがとても楽しそうに見えます。
ストーリー的にはナチスの異常者犯罪なのですが、そんな事より武器人間達の造形が気になって。本編も登場人物もしっかりとは頭に残らず、オリジナリティ溢れる改造人間にすべて持って行かれます。どうやって攻撃しているのかも巻き戻してみた程気になりました。10年前の作品なのですが、これは是非”武器人間募集”とかして2の製作をお願いしたい。そしてアイアンマンと戦って敗れて頂ければ非常に満足です。
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