ちょっとほっこり
冴えない兄貴のイカレタ事情
スーパーで働くマットの前に、無職でジャンキーで変人の兄デコが現れました。自宅に匿うマットですが、デコはニンニクを嫌がり日光で肌が焼け、そして牙が見えます。話を聞くと、先日パーティーで女性に囲まれたのですが、なんとそれがヴァンパイアパーティー。デコは噛まれてしまったのでした。
そもそもこの地区ではヴァンパイアが蔓延っており、ヴァンパイアハンターに知られると退治の対象となってしまいます。そこでマットは牙を抜いてみるのですが、すぐに生え変わってしまいます。更に時折マットの血を吸おうとする始末。兄を生かすべきか、杭を打ち込むべきか、悩むマットには更なる苦悩の種が次々と・・・
出血大サービスなスプラッターコメディ
アイルランド作品が理由かニンニクダメ・日光ダメ・鏡に映らない・了承がないと家に入れないと、とてもクラシックタイプなヴァンパイア。兄弟愛が盛り込まれ、”血を求める衝動”以外はデコも普段と変わりません。それが何故これほどの血飛沫飛び交う作品となったのか。
ブシャー、ギャー、ドバーな描写が兎に角多い作品。マットやデコに限らず、ほぼ常にシャツは血で染まります。とても雑なスプラッターとして秀逸。人体破壊がバンバン出るのにホラー感よりコメディ色が強く、とにかく本作は大量の血を消費したかった様子。余り過ぎて困ってたのかな・・・
ぼくのデコ 23歳のヴァンパイア兄貴
良い所は特に無いのが良い
全体的に雑です。特にVSヴァンパイとか、とてもくだらない戦闘シーンに仕上がっていて好き。勘当されたデコを匿うマットとか、ちょっと良い話もありますが、そこはどうでも良い程度の軽い触りです。”くだらない!”以外に良いところのない良作とは正にコレ。
これは騙そうと思って言いますが、騙されたと思って観てください。いや、騙してるのですが、お勧めはしています。時間の無駄になる?この作品でしか「ABrhマイナスは止められない美味さ」とか知り得ない情報ですよ。真剣に”どうでも良い時間”を与えてくれる本作に、不覚にも面白さを感じてしまった・・・ぼくのマケ。
コメント も、文句以外で・・・