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これは実話なのか、それとも作話なのか「プリズン・エクスペリメント」

プリズン・エクスペリメント ☆映画あらすじと感想
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3.3 悪役が1人いれば釣られるのは理解できる

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1971年アメリカのスタンフォード大学で心理学大学教授であるフィリップ・ジンバルドー博士”刑務所における心理学研究”のため男子学生被験者を募集します。新聞広告に8月14日から最長14日間で、日給は15ドル(当時では大金)という掲載がされ若者が殺到します。そして日常・精神的に問題がないと判断された18人の大学生が選ばれました。

刑務所での役割として看守・囚人がそれぞれ9人ずつに分けられます。夏休みの大学で教室を居房に、”スタンフォード群刑務所”の張り紙と徹底されていました。そして囚人には着替え・シラミ駆除・鉄格子の居房と貧しい食事が再現されています。看守側はユニフォームにサングラス・警棒という伊出達。・・・そして誰も予想しなかった悲惨な結果を迎える実験が開始されるのでした。

実話というのが恐ろしい

1971年8月14日から8月20日まで実際に行われた実験です。ジンバルドー博士もジョンウェインと呼ばれた男も実在していました。この実験で見えるのは、人は自信と尊厳を奪われると従順になってしまうこと。そして閉鎖的な場面で権威を持つと、日常では想像が付かない程凶悪な面を見せるということでした。

しかしジョン・ウェインの男という過激な存在がなければ、他の看守もここまで醜悪にはならなかったのかもしれません。あくまで”限定的な条件下”という事で実験の結果は出ていました。しかしこの実験ですが、この後に裁判が起きていません。さらに2002年英国BBCの同条件での検証実験では全く違う結果が出ていました。

一躍時の人になれたジンバルドー博士

実験フィルム公開はとても凄惨な状態となっていました。しかし数十年経った後で囚人側の被験者”演技だったし、楽しかったよ。怪我させられたり殴られるなんてありえないですよ。”と話しています。映画では当時公表されたままに作成されていますが、確かに現実的には3対9人のうちに囚人が反抗するのが自然。大学生なので弁護士の存在も知ってるでしょうしね。

非人道的な実験な為、検証実験も行われず”こういった事が刑務所で起きてもおかしくない裏付け”として、英国BBCの再検証が行わるまでの30年盲信されていました。その間ジンバルドー博士は批判を受けながらも博士として功績を残した偉人となります。こうしてみてみると、この実験では”限定条件下での人間の行動”ではなく、もしかしたら”どこまで人は人を欺けるのか”という実験だったのかもしれません・・・

偉人=聖人ではなかった「エジソンズ・ゲーム」
電気の事業化を果たしたトーマス・エジソン。安全ということで直流送電方式を推進しており、二コラ・テスラは「交流送電の方が安い上に遠くまで電気を送れる」と進言します。ライバルは実業家であるジョージ・ウエスティングハウス。この天才3人が電球という発明によって人生を狂わされていくのでした。

実話ながらも風刺の効いた爽快映画「ブラック・クランズマン」
警察官ロン・ストールワースは、スプリングス署初の黒人警察官。未だ警察署管内ですら差別がの頃この時代、ロンは黒人解放闘争を訴える組織ブラックパンサー党に潜入捜査官としてクワト・トゥーレの演説会に参加。そこで黒人解放活動家のパトリスに出会います。

”逃げ出す”のではなく、”アピール”した「メイズ 大脱走」
2017年の映画「メイズ 大脱走」のあらすじと感想。1983年、北アイルランドのメイズ刑務所では政治犯達によるハンストが行われていました。10名の犠牲者を出し落ち着いたように見えますが、仲間を失ったラリーは静かに復讐の機を伺います。


”立場”が人格を作ってしまう「エクスペリメント」
2010年の映画「エクスペリメント」のあらすじと感想。看守と囚人に分かれ、普通の人でも肩書や地位によって行動が変わることの証明実験に参加したトラヴィス。それは肩書で変貌してしまう”人間は愚かである事の証明”でした。

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