衣装が艶やか
武闘派白雪姫
幼くして父である国王を亡くし、継母である強欲な女王に幽閉された白雪姫。外の世界を知ることもなく18歳になりました。そんな時に城内で開催された”仮面舞踏会”に強く興味を持った白雪姫は、仮面をつけて紛れ込みます。そこには父の生前、森で出会ったアルコット王子も参加しており、2人は再会を喜び惹かれ合うのでした。
しかし強欲な女王がこのアルコット王子の財産を狙っており、女王自身と王子の政略結婚を企てていたのでした。そして”計画の邪魔になる”と判断し、白雪姫を森で殺害するよう側近に命令します。しかし白雪姫は命からがら難を逃れ、”7人の小人”と出会います。小人たちは白雪姫に共感し剣術・魔術を教えます。果たして白雪姫は女王の悪政を止める事ができるのでしょうか・・・
カラフルな衣装で華やかに
とにかく多彩な衣装が出てきます。舞踏会では動物をモチーフとして女王=クジャク・アルコット=ウサギ・白雪姫=ハクチョウと、キャストに合わせた派手で可愛い衣装がよく映えます。その後にもオフホワイトのドレスに、カラフルな戦闘・礼装衣装と最初から最後まで視覚を楽しませてくれます。
そして終盤には”白雪姫定番”の”青いドレスにオレンジリボン”衣装での登場も。リリー・コリンズにアーミー・ハマー、そしてジュリア・ロバーツと美男美女を揃えた本作はドレスシーン多めと、鑑賞者の気持ちを良くわかってらっしゃる。見た目はディズニーな白雪姫ですが、内容はコメディアクションで気分爽劇になっています。
白雪姫が”パワフル”
本作の目玉は”白雪姫が逞しい”ことでした。出会った7人の小人は盗賊で、白雪姫に生きるための知恵と戦うための技を教えていきます。7人それぞれが異なる分野の師匠ですが、全て吸収していく白雪姫が強すぎる。物静か・奥ゆかしいイメージのある白雪姫ですが、今回はじゃじゃ馬で無双なお姫様でした。
コメディ色が強い白雪姫はなんとなくグリム童話より身近な存在に感じます。ミュージカル調で踊りも多い、と思ってたら監督ターセム・シンはインド出身。インド系映画とは感じませんが、雰囲気に納得。歌に踊りに衣装にアクションと、カッコ可愛い白雪姫のハッピーエンドは観る者を幸せにしてくれました。
⇑ カミラ版”シンデレラ”も逞しい
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