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子供を”借りた”その先に待つものは・・・「レンタル・チルドレン」

レンタル・チルドレン 小説
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3.0 スピード感あるグロホラー

レンタル会社「P.I」の商品

会話がなく息がつまるような生活を送る夫婦がいます。泰史息子の優を失ったショックから感情を失った妻、冬美との生活に悩んでいました。そんな時レンタル会社「P.I」の存在を知ります。この会社では”子供をレンタル”する事ができ、さらに気に入れば”買取”もできます。そして出会ったのは”優そっくり”な男の子。耳は聞こえないのですが、あまりに似ているその子をレンタル翌日には買い取ることにします。

子供が来てからというもの冬美に元気が戻ります。”全てが上手くいく”そう思っていた矢先、子供に異変が起きます。優そっくりの面影消えてしまう程醜くなる子供に泰史は恐怖を覚えます。そしてP.Iに返却するのですが、その度に子供は歩いて家に戻り自宅の戸を叩くのです。悩み苦しむ泰史は掲示板で色々調べていくうちに、”ある人物”に辿り着きます。そしてその人物との会話で知る真実は衝撃的なものでした。

身近すぎて怖すぎるホラー

早々に出て来る子供のレンタル会社P.Iが胡散臭い。しかも”亡くなった息子そっくりな男の子”がいるとか怪しい展開です。しかし夫婦の精神状態からすると、まさに奇跡の出会いと感じてしまったのでしょう。すぐに”飛びついた”状態で、この辺りからうっすらと恐怖を感じていました。しかしここからが本番

耳が聞こえない子供は言葉もはっきりしません。容貌が変化した子供が、聞き取れない言葉を発しながら家の戸を叩きます。泰史の怯えた心境が良く分かります。しかし流石の山田悠介作品、ここから物語は大きく変化し想像を超えていきます。結局終盤には誰(どれ)が一番怖い存在??となってしまいました。中盤以降は全部怖いやん・・・

子供のレンタルは望まれるサービス?

今後現実的にありそうな商売(既にあるのかな?)なので余計に怖い。これから人類は”誰かの代わりにレンタル”とか”亡くなった人が戻って来る”ようなシステムを望むのでしょうか時代と共に生死の概念が変化していくのは”世の常”ですが、そこにはリスクがあるものだよと警鐘されている気がしました。

子供に異変が起きてからはスピーディ。ホラー要素たっぷりに疾走していく展開は山田悠介作品の醍醐味です。非常に淡白な書き方ですが、喜び・悲しみ・怒り・恐怖そして切なさが伝わりました。感情をゆさぶる作品ではありますが、グロ・ホラーですので苦手な方はお気を付けください。

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⇑  山田悠介は”子供”テーマが強い(怖い)!


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