じじぃがやばい！？違う、まともな人がいないんだ！「ドント・ブリーズ」

☆映画あらすじと感想

2023.04.032024.03.31

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ドント・ブリーズ (吹替版)

3.2　強盗する時は住人を確認しないと・・・

盲目者の家に強盗の簡単なお仕事・・・？
確かに”やばい”が無敵ではない
全員ろくなもんじゃない

盲目者の家に強盗の簡単なお仕事・・・？

ロッキー・マネー・アレックスの3人は空き巣専門で生計を立てています。特にロッキーは母親による育児放棄にアル中のボーイフレンドという劣悪な環境。そんな環境から妹と一緒に抜け出すという目的を持っています。そんなある日、退役軍人で盲目老人が住んでいる家の情報を入手します。娘を事故で亡くし、保険金30万ドルを手に入れたと知り3人は狙いを定めました。

真夜中になって盲目老人宅に侵入しお金を探し始めます。金目のものが見つからないなか、固くロックされているドアを見つけました。マニーは銃でロックを壊しますが、発砲音で老人は目覚めてしまいます。マニーは近づいて来た老人に銃を向け威嚇しますが、見えないのか恐れる様子無くゆっくり近づき、そしていきなり手を押さえ首を絞めたかと思うと銃を取り上げマニーを射殺しました。そして老人は「他にも人がいる」と狩りを始めるのでした。

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確かに”やばい”が無敵ではない

筋肉質で”無敵なじじぃ”という印象だったのですが、思惑ダメージを受けています。聴覚・嗅覚も鋭いのですが、変にリアルなため微妙な精度でした。また”盲目”というハンデの影響は強く、やはり不意打ちには弱い様子。女性の攻撃でも怯み、割と逃げられるので”勝手知ったる自宅”だからこその戦闘力でした。

しかし中々のパニックホラーで、暗い雰囲気と驚かす演出に思わず声が出てしまいました。静かに背後を取られたりすると、見ているこっちがビクッとしてしまいます。こんな住人なら避けた方が良かった案件で、強盗や押し入りの際（？）には下調べが大事だと勉強になりました。あと相手は盲目なので、こちらは見えやすい昼間の方が良いかも・・・周囲に民家もないようですし・・・

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全員ろくなもんじゃない

ロッキーがお金が必要なのは理解しますが、やっている事は押し入り強盗です。しかも今回の標的は元軍人とはいえど盲目で老人。さらに亡くなった娘の保険金を狙うという酷い話。そして他のメンバーは若い男性2人に銃を持っています。確かに普通で考えると簡単なお仕事で、最悪な押し入り強盗です。

と言っても盲目老人は良い人というわけではありません。問答無用・情け容赦ない部分は自衛のため仕方ありません。しかし娘を亡くしたショックから、闇落ちしてイカレており、ハンパじゃない異常行動・理念を持っていました。つまり本作には”まともな人間”なんて存在しないのです。どちらにしろ救いようのない物語ですので、誰にも同情することなく安心して（？）観れる作品です。