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年は取るより重ねたい「マリーゴールド・ホテル ~幸せへの第2章~」

☆映画あらすじと感想
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3.3
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\サブスク引き籠り応援団です/

発展途上インドの豪華ホテル

夫に先立たれ、自宅を売却したイブリン。娘の企業に退職金を差し出したダグラスジーン夫妻。結婚と離婚を繰り返しているマッジ。永遠の青年を夢見るノーマン。大腿骨骨折の後、リハビリ等の費用がかさんでしまったミュリエル。かつてインドに住んでいたグレアム。そんなシニアの男女7人「マリーゴールドホテルで穏やかで心地よい日々を」謳い文句に誘われて、インドの豪華ホテルに行く決意をします。

夢と希望に胸が湧く7人ですが、マリーゴールドホテルに着いて衝撃を得ます。パンフレットで見た豪華ホテルとは大違いな、ボロボロで従業員も揃ってない三流ホテル「これから豪華になる予定です」現実味のない話を繰り出す従業員にあきれながら男女7人の物語が始まります。

変化するのは自分

とりあえずインドに来た7人は、ホテルに文句はありながらも思い思いの時間を過ごしていきます。初恋の相手を探すグレアム、インドに馴染めず帰りたいと叫ぶジーンをなだめるダグラス、心の傷を癒そうとするイブリン。それぞれが定年後のこれからを安心して過ごしたいと願っています。

人生でも仕事でも同じく”自分で作る環境”は大事です。与えられた環境だけで不満をもらしていてはいけないですね。長く過ごす場所を探しながらも、自分でも過ごしたい環境を作っていくことが大事。前向きなシニア世代の活躍は”今からでは遅い、なんて事は存在しない”と励ましてくれます。

年を重ねた、それからがスタート

ボロボロのホテルで騙された感が強い中、とても逞しく生きていく姿に”往年”を感じます。7人しかいないこのホテルは勿論経営難ですが、この7人は自分の問題を乗り越えながら、”これからもこのホテルで住むためには”を考え、実行していきます。自分の住む(生きる)場所は自分で作る!という気概がありました。

ドタバタライトコメディな作風で最期まであっさり観れますが、7人の誰かと同じような体験があれば胸に染みこんできます。失敗を繰り返しながら学んだ人は逞しくなりますね。年をとったから諦める反面、経験したからこそできる事もあります。そんな事を教えてくれる作品でした。

\サブスク引き籠り応援団です/
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