前作と繋がりが・・・ない・・・だと・・・
少女と老人
盲目の退役軍人である父ノーマンと愛犬シャドウと暮らす少女、フェニックスは自分の身を守る為の訓練中。妻と娘を火事で亡くしてしまったノーマンは、家族を失う事を恐れるあまりフェニックスを学校に行かせず厳しく接してしまいます。その反動もありフェニックスは学校に行きたかったり、友達が欲しいと強く思うようになります。
そんな折、物資を届けてくれる女性退役軍人がフェニックスを街に誘います。久しぶりの街で喜ぶフェニックスですが、不審な男性に絡まれてしまいます。シャドウのおかげで事なきでしたが、しかしこの男性は仲間を引き連れて自宅に訪問しフェニックスをさらいます。彼女を救出するために再び危険な盲目老人ノートンが動き始めます。
2だけ観ても大丈夫
意外でしたが前作(リンク有)との繋がりはありません。ノートンが同一人物であるだけで、前作の登場人物もいませんしストーリー回帰もありません。前作がパニックホラーで今作がヒューマンホラーとなっており、純粋にヤバイじじが見たいなら前作、人間味のあるヤバイじじいが見たいなら今作と判断して大丈夫です。
惜しいのは”盲目殺人鬼との鬼ごっこ”ではなく”普通の救出劇”になってしまった点。やはり子供が絡むと優しくなってしまうのでしょう。元々無敵ではなかったのですが、更に弱体化されており、危機一発シーンが多くなりました。しかし敵に対しては容赦なく簡単に殺してしまうノートンですが、子供・動物に優しいおじいさんという設定は好みです。
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まともなのは子供だけだった
フェニックスは育ちが変わっているだけで、ちょっと訓練してるだけの普通の少女でした。相変わらずノートンはイッテおり、フェニックスの為とは言え躊躇なく殺っていきます。しかしこれも”誰の手にも渡さない”という、愛情というより執念・怨念で動いた事が後半で明らかになります。純粋なストーカー・・・
フェニックスをさらった男達は当然きな臭い世界の輩。さらった理由も”自分のため”と、徹底した異常者しか出てきません。良心のある敵もいましたが、よくよく考えると実行犯なのでOUT。このドント・ブリーズは2作とも”普通・まとも”な人がいないため、ちょっとした事で良い人に見えるのも恐怖でした。
コメント も、文句以外で・・・