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相棒を信じ抜け「マザーレス・ブルックリン」

マザーレス・ブルックリン ☆映画あらすじと感想
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3.8 トゥレット症候群・・・大変そう

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\サブスク引き籠り応援団です/

難病と超記憶をもつ探偵

1950年代のニューヨーク。ライオネル・エスログ”単語”に反応して突然言葉を発したり、納得できないと繰り返したり、首を傾けたり自分の意思とは関係なく動いてしまう謎の症状を持っています。早くに母親を亡くしフランク・ミラに引き取られ探偵事務所で働いています。今日はフランクが何かの交渉に出ており、ライオネル達はその様子を伺っています。

フランクは一度聴いたら忘れないライオネルの能力を高く買っており、この日も細かく指示を与えます。「大事なモノは帽子の中に」なんて軽いジョークも交わし、症状が出ないようにリラックスさせることも忘れません。フランクリンはあらかじめ電話の受話器を外したまま机の中に隠し、そして見知らぬ男達と交渉を始めます。しかしどうにも怪しい雰囲気。そして”大事件”が起こるのでした。

贅沢なキャスト

ライオネル役のエドワード・ノートン面白カッコいい。初めは「この病気設定必要?」と思いましたが、この設定ならではの問題が中々ヒューマン観ているこちらも首が動いてしまう程のクセがある役がバッチリはまってます。フランク役にはブルース・ウィリスで、これまた贅沢な起用をしていました。この2人のちょっと可笑しなやり取りがコミカルで楽しいのですがね・・・

敵役のアレック・ボドウィン傲慢で狡猾な権力家を迫力のある風貌で演じます。。そしてウィレム・デフォー落ちぶれ方がリアル・・・言ってはイケないのと思いつつも、なんだかこの方は初めから貧しいよりも、”落ちぶれる”が似合いますね。そしてヒロイン役ググ・バサ=ローが唯一むさ苦しい空気を換えてくれる清涼剤でした。他は全員本当にむさ苦しいよ。

フランクとライオネルの友情

フランクはライオネルの超記憶を高く評価していましたが、人間的にも絶大の信頼を置いていました。これから起きる事件の顛末はライオネル次第で決まる、と読んでいたのでしょう。ビジネスパートナーというよりも”友情”といった方がしっくりきます。クセの強い症状に悩むライオネルにとってもフランクは最高の兄貴分で、お互いの信頼度の高さが伝わりました

ライオネルの激しい症状に目を取られがちですが、作品の背景である1950年代のアメリカ社会の闇が見え隠れします。貧困問題と人種差別を合わせて排除しようとしたこの時代、権力に乗っかり利権を貪ろうとした者と、自身の権利と生活を守る者両者の争いがこの探偵達を翻弄しました。しっかりした設定のストーリーに引き込まれ、2時間が苦痛に感じない作品なので”探偵物サスペンス好き”にはお勧めの1本です。

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