2作目は益々面白い!
合法ドラッグを作った次はドラッグ摘発
前作で逮捕(ブログ有)され刑務所で過ごすピエトロの元へ、妊婦となったジュリアが面会に来ました。半年後に出所が決まっているピエトロに対し、「それは困る。もっと長く居られないの!?」とジュリアが話します。ピエトロは刑務所内で勉強を教えており、その講義代で生活をしているため刑期を伸ばして欲しいのです。ピエトロは「何とかするよ」と疲れた顔で返答します。
そんな元ドラッグギャングのピエトロに目を付けたのはコレッティ警部。麻薬根絶を望む彼女は「30種類の新ドラッグを摘発すれば無罪放免」と口約束をします。有罪で収監中であるはずのピエトロが刑務所から何度も出ていくのを怪しむジュリアを横目に、ピエトロは再び「あの仲間達」を集め始めました。
新メンバーが増えてワチャワチャ感満載
ジュリオ・ボッレ(マルコ・ボニー二):理論解剖学者で唯一の武闘派。人体を知り尽くしている彼はムエタイの達人で犯罪経歴あり。
ヴィットリオ(ロザリオ・リスマ):メンバーの法律顧問担当で教会法学者。以前からピエトロの相談に乗っていた人物。と、いっても相談内容はほぼ貧乏話。
ルーチョ・ナポリ(ジャンパオロ・モレッリ):武器調達係のメカトロニクス・エンジニア。あまりの貧しさに耐えきれなくなり、爆弾等を製作し販売している。
以上の新メンバー3人が加わり更に色濃いチームとなりました。そこに今回はもう一人、女性警部パオラ・コレッティが協力者?として存在しています。ピエトロと取引した彼女はやり手で、教授達に劣らない頭脳の持ち主としてクールに立ち回ります。もちろん、ドタバタコメディにしっかり貢献しています。
前作をひきずった続編に笑った
合法ドラッグを作っていたために中毒になったアルベルトも健在で、新たなドラッグの魅力に耐えながら仕事。ピエトロもジュリアに「まだ出てこないで」という扱いは続行で、新キャラも得意分野になると早口・軽口。そんなちょっとしたシーンも既に愛着が涌いてしまっています。賢いおバカ映画って本当に良いです。
ドラッグ摘発作戦は地味ですが、不思議と華があるゴチャゴチャ感。ラストで出て来る車やサイドカー付きバイクには、「徹底抗戦」の意思が伝わるハーケンクロイツマークつき。全然大人しくなっていない今回も非常に楽しませて頂きました!イタリアのオーシャンズ11といっても過言では・・・ないかも・・・知れませんよ?
コメント も、文句以外で・・・