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”同じ瞬間”を大切に「ベンジャミン・バトン ~数奇な人生~」

ベンジャミンバトン ☆映画あらすじと感想
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4.0 ”何歳で”生まれたのだろうか・・・

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\サブスク引き籠り応援団です/

老衰状態の赤ん坊

1918年のニューオリンズ、第一次世界大戦が終わった日に老人施設の前に赤ん坊が捨てられていました。施設経営者のバトン夫婦が赤ん坊に気づきますが、その見た目は”老人”の顔つき。しかし子供に恵まれなかった妻クイニーは引き取ることを決意しました。早々に医者に見せると「老衰のような状態になっている。長くは生きられない。」と告げられます。落ち込みながらも”ベンジャミン”と名付け、施設の中で限りある時間を大切に育てていきます。

ベンジャミンは10歳になっても歩くことができず車椅子で生活をしていました。しかしそれから歳を追うごとに若々しくなり、杖を使って歩けるようになります。さらに17歳を迎える頃には杖も必要なくなり、”独立心”が生まれてきます。施設で出会った少女デイジーと離れる事だけが気がかりではありますが、世界を知る為に船乗りとしてニューオリンズから出たベンジャミンは、太平洋戦争と自身の体質により数奇な人生を歩むことになるのでした。

”若返り”でも生きる時間は同じ

ベンジャミンは老人から赤ん坊へ若返っていく体質(?)です。80歳から生まれたとして(不思議な文章)、この幼少期に認知症のような状態。しかし5歳・10歳と育っていく彼は同年代の子供と同じ知識量と好奇心を持っていました。そして自身が”皆と違う、若返っていく”と確信した時、ベンジャミンは未来に希望をもちます。

船乗りになった辺りが通常の60歳頃の身体機能仕事が辛い年齢(?)ではありますが、その見た目で少し得もあったようです。この辺りから本格的に”歳を取るのが楽しみ”になった印象を受けます。しかしこれ、30代になった辺りから何かに気付きますよね。年を取るという自然な話ですが、僕達とは大きく違う恐怖がベンジャミンを襲っていきます。

ベンジャミンとデイジーの時間

本作はデイジーお祖母ちゃん娘キャロラインに語る物語です。お父さんがいない理由が何故なのか、娘には真実を話す必要がありました。身体年齢でいえば80歳が寿命としてみて、ベンジャミンが60~20の時にデイジーは20~60となります。同年代といえる時期はほんの数年しかない2人は、その瞬間とその後をどう受け止めたのでしょうか。それはきっと本編のラストで視聴者がそれぞれに解釈するのでしょう・・・

老いから始まる物語ですが、人生の本質は同じでした。生まれてから死ぬまでの時間が同じく等しいのなら、結局生活も等しいもの。しかし1人だけという孤独感が常に迫って来る作品で、美しい愛の形とは思うものの”何とも言えない恐怖”を感じました。と、ちょっとホラーテイストに観てしまった臆病な僕ですが、ストーリーの完成度は高く感動しました。ヒューマンドラマとして泣かせて頂いた大作です。

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