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メディアの役割とは「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」

☆映画あらすじと感想
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(吹替版)

4.8 メリル・ストリープがカッコイイ

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国家圧力と知る権利

1966年ベトナム現地にてアメリカの戦況は非常に悪いものでした。時の国防長官マクナマラは正直に発表しては国民の支持は得られないと考えます。そしてメディアを集め「戦況は極めて順調」と発表しました。この国家による隠蔽工作の記録は、機密文書として秘密裡に保管される事になります。

そして1971年、ニューヨーク・タイムズ社のニール記者が、ベトナム戦争の機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」の内容を一部公開します。それを受けてワシントン・ポスト社の発行人キャサリン・グラハム記者のベンから、古くより家族ぐるみで親交のあるマクナマラから文書を手に入れるべきと指示されます。しかし現大統領ニクソンより「出版差し止め」の圧力が。こうしてメディアは、その存在と役割問われる事態に発展していきます。


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高度な戦略か隠蔽か

ベトナム戦争に関する軍的関与の文書がスクープされる大事件慌てたニクソンは「情報漏洩」として訴訟を起こしています。国家機密が漏れる事は安全保障を脅かす、ひいては国家自体に悪影響を及ぼすとしています。また常に「アメリカが優勢」と訴える事で、他国の賛同と国民の理解を得られやすい、高度な戦略としてメディアと争っていきます。

対するメディア側は、ベトナム戦争に勝利する見通しがないのに関わらず「優勢」と情報操作したこと。そして言論の自由と政府が国民に対する説明責任を果たしていない、として争っていきます。この後「ウォーターゲート事件」によってニクソンはアメリカ史上初の辞任に追い込まれました。歴代からでしょうが、特にニクソンは隠蔽体質が強かったようです。・・・と言ってもどの国でも似たような物でしょうが・・・


ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(吹替版)

信念と覚悟で「真実」を

政府の圧力はとても強いモノです。1970年当時は今よりも厳しいはずです。しかし「言論の自由は報道によって守る」という現場記者たちの強い信念が国民の支持を受けます。全編通じて報道は権力に寄り添ってはいけない、真実を伝えることが役目なんだと強く訴えており、情熱が伝わって来る作品でした。

この真実を追い求める姿勢に感動します。報道全体がこのような姿勢であるのならば、感嘆しかありません。新聞とは偏った記事と解釈ではなく、現段階で知り得た事実をありのままに掲載するべきものです。しかしスポンサーも無視できないのが現実。悩ましいよなあ・・・なんて考えながら1970年代のレトロで熱い記者魂に前のめりになりました。

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⇑  メディアの訴えるべきことは”真実”

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