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誰かの為に自分を張る、これぞ人情物語「殿、利息でござる!」

殿、利息でござる ☆映画あらすじと感想
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3.7 奇策で打破する作品って楽しいですね 

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消えゆく定めの宿場町

1766年の仙台藩にある宿場町吉岡宿。この町では貧困の為夜逃げが相次いでいます。その理由の一つが藩の物資を次の宿場まで運ぶ”伝馬役”という制度。藩から命じられている役なのですが、その費用は町で構えなければいけないため町人の負担になっています。現状を憂れいた酒屋の十三朗篤平治に相談を持ち掛けます。自身も借金をしている篤平治は「利息が高すぎる」とぼやき、そして同時に奇策が思い浮かびます。

その思いついた策とは”藩にお金を貸し、その利息を伝馬の資金にする”という内容でした。千両あれば事足りると話しますが、篤平治はこの町に千両は構えられないと諦めていました。しかしその翌年、十三郎が千両を集めるために同士を募っている事を知ります。仙台藩にとっても金欠の今金を借り毎年の利息だけ支払いという話は有難いことでした。しかし千両の道は遠く、様々な問題が湧いてきます。十三郎は千両を藩に貸せるのでしょうか・・・

江戸時代はこんな制度ばっかり

伝馬役(てんまやく)とは城下町や宿場で義務化されていた制度です。”公用で通行する者に対して人馬を提供する”という内容なのですが、これがなんと町・宿場の完全負担。今も同じですが、民間企業に補助なしで義務付けさせられる制度の大体は負担が大きいものです。丁度この作品の時期には”伝馬騒動”と呼ばれる一揆も起こっていたため、その負担は幕府が思う以上に大変だったのでしょう。

参勤交代からも見える”江戸時代の悪政”の一つです。どの制度もですが、お上が便利なように制定された結果が国民の貧困に繋がっています。酷いなあ・・・と感じはしていましたが、世界の歴史から見ると異常なことではありませんでした。日本に限らず”権力をもつ”ということは、”自分のこと中心”にしか考えられなくなるものです。

行動と想いが熱い

本作は実話であり、この時代に”藩に貸して利子を取る”という案が浮かんだ篤平治は賢い。そして未来の宿場のために、今を犠牲にする道を選んだ十三郎の行動はまさに人情溢れたモノでした。賛同する人達も皆希望を持っているのが伝わってきます。そして最後のカギは十三郎の昔に纏わる物語でした。家族の絆も交えたこの時代劇は、日本の映画を良く表していました。

題名から”お殿様が利息を払わないために逃げ回る”作品かと思いきや、”町民が藩主にお金を貸して利息を取りたい”という物語で、殿役が羽生結弦だった事よりびっくりしました。イラストから完全コメディと思った方も多い(僕がそう)でしょうが、そこそこ真面目です。お涙頂戴と万歳三唱という個人的には好きな邦画ジャンルで満喫できました。

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