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腐った村の未来は女性にかかっている「ウーマン・トーキング ~私たちの選択~」

ウーマン・トーキング ☆映画あらすじと感想
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4.0 元ネタ小説が実話を元に・・・最悪な村

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彼女たちは何故集会をするのか

2010年、南米ボリビアのキリスト教徒の村メノミタ村で、村人は自給自足の生活しています。この村では男たちによる強姦が平常化しており、この日はオーナが睡眠薬で無抵抗にされ強姦されます。そして妹サロメは男に刃物で襲い掛かりました。その後、男達は逮捕され裁判を受ける事になります。しかし町で拘束されるのは2日間だけ。その間に女性達は”選択”をする必要がありました。

集まった女性達は最初に投票を始めます。男達と戦う・許す・この村から出ていくのいずれかを決断します。唯一文字の読み書きができる、男性オーガストは記録係として議事録を残します。しかしこの投票では全てがほぼ同数。村の代表格数人が議論をし、どの選択になっても従う事になりました。女性たちは一体何を望み、どんな決断を下すのか。


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モデルはメノナイトにある居住区

ボリビア国内メノナイトの居住区で不可思議な出来事が起こりました。2000人程度のこの集合体数百人の女性が性的暴力の被害に遭ったのです。2009年に発覚し2011年の裁判では少女に至るまで130人が訴えています。しかし何よりも恐ろしいのは、この時に語る長老など男どもの発言でした。

逮捕は現行犯で長老たちによって行われました。そして加害者は芋づる式に8人でており、牛用のスプレーで眠らせて暴行を行ったと証言。そして何より”そういった事が起こっているとは聞いていたが、悪魔の仕業・女の妄想といった発言で女性たちを信じなかった”と話しています。そういった実話を元にして作られた本作(原作は小説)は、クソな男共なんて捨ててくれ!と願いながら観る作品でした。


ウーマン・トーキング 私たちの選択

”不安”か”恐怖”以外を模索して

この究極の選択は女性たちは悩みます。”戦うには恐怖”があり、”出て行くには不安”があり、そして”赦すには両方”付いて回ります。これから先、幾代にも渡って影響する問題を2日間で決断しなければなりません。しかし僕は思うです、覚悟を決めた女性は何よりも強く、そして正しい選択をする生き物なんだ、と。

会話劇で進行する本作は、非常に暗く1960年代を思わせます。しかし実話も本作も2010年頃の出来事で、閉じ籠った世界ではこうなるという警鐘を感じました。力が物を言う獣の生活を人間がしてはなりません。人らしく話し合いで解決策を求めたこの女性たちには、どんな決断であろうと明るい未来と希望が待っています。男共は腐って良い。

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