ロボットも野生化する・・・
人間生活の支援のために開発された最新型ロボット・ロッザム。空輸中に事故が発生し、とある島に墜落します。その中の一体”ロッザム7134”は、事故跡を眺めていたラッコがボタンを押したことで起動されます。そしてプログラムに従い自身の”ご主人(人間)”を探し始めるのでした。
森に住む動物達に手当たり次第「アシストロボットを注文しましたか?」と聞いて回りますが、皆逃げるばかり。しかし使命を果たす為、言語学習を行いながら島に溶け込んでいきます。そして自然と動物の洗礼に合い、ボロボロになりながらも見つけた”1つの卵”。これがロッザムの運命を大きく変える出会いとなるのでした。
誰も傷つけないプログラム
誰かを支援する、その目的の為に動物達とのコミュニケーションを図ったロッザム。異種的な存在で敵視され、ボコボコにされても反撃しません。大きな出会いの元となる卵を奪われそうになっても、攻撃・迎撃はせずに”取り返す”だけでした。
人間を対象として創られていたため守る以外の行動は制限されていたのかもしれません。この攻撃されても反撃せずに身を守り、諦めずにコミュニケーションを図る、この姿に強く”人間”を感じます。高い知性を持つロッザムは、動物達に囲まれたこの大自然の中で”人間らしく”育っていくのです。
学習の果てに心を学ぶ
ロッザムはとある雛鳥を”独り立ちするまで支援”する事になります。また、島の冬吹雪で凍える動物達を助け、そしてその行動に報いて吹雪の間中に一切の喧嘩を行わなかった動物達と、その間に絆が生まれている事が描かれます。この母性の育みが本作の大テーマとなっています。
誰かを支援する、その目的のための学習行動で心が育まれました。それはきっと人間と同じ成長だと思うんです。周囲と同調するための努力を惜しまない姿勢こそが人を創るのでは・・・と感じ、そういった視点で観ていくと・・・あれ・・・なんだか目頭が熱く・・・




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