勇者なのに、この扱い!?面白いやん
盾の勇者は役立たず
普通のオタク大学生である岩谷尚文は図書館で何気なく四勇者の本を手に取ります。その瞬間異世界のメルロマクという国に召喚されてしまいます。そして四勇者の一人「盾の勇者」として世界を守ることになります。しかし「勇者達」は自身の冠武具しか装備ができず、文字通り盾しか装備できない尚文は「攻撃手段のない勇者」として役立たずの烙印を押されていました。
さらに女性従者であるマインは、尚文の全財産を奪った挙句「襲われた」と強姦容疑までかけます。勇者として、ではなく人間として信用・財産を失い国全体が尚文を蔑みます。誰も信用できなくなった尚文は一人で旅に出ますが、攻撃手段がありません。そこで攻撃役として魔法契約によって逆らえない奴隷を攻撃手段に選ぶことを思いつきます。そして奴隷商人から買った亜人「ラフタリア」は尚文の武器として戦うことを強要されるのでした。
戦えない「盾」の魅力
「殴る」以外の戦闘方法がなく積んでいる盾の勇者。序盤モンスターのバルーンでさえ殴り・地面に叩きつけ・岩にぶつける、ここまでしないと倒せないのでレベルアップもできません。盾で叩いても殴るとほぼ同じで、確かに勇者として必要かどうか疑問なレベルです。しかし、勇者の盾(勝手に名付けてしまった・・・)には素晴らしい能力があります。
この盾には鑑定能力があり、アイテムの内容確認が行えます。さらに魔物や採取素材を吸収させる度にシールドスキルを得ていきます。例えば最初のリーフシールドは、採取した植物の品質を向上させるというスキルを持っており、この能力のおかげで最高品の薬草を取得→販売とお金を工面できました。勿論戦闘用スキルもあり、広範囲バフ・デバフとしても活躍が見込まれるようになります。(全く関係ないけれど、スキルツリー画面なんかはワクワクしますね。いかにも「解除」!って感じで)
献身と成長の物語
最初胸糞で辛い展開が続きますが、4話目ぐらいから光が指します。奴隷であるラフタリアの成長が尚文を鼓舞していきます。まさに献身という言葉がピッタリの行動・言動に尚文だけでなく観ている方も男泣きしてしまいます。成り上がるまでの過程が辛いのが逆に感情移入しやすくなっています。
登場早々に王・他勇者にバカにされ、頼りにしていた従者のハニートラップで国を追放されるという落ちっぷりが見事。他者を信用することができず、戦う原動力は憎しみと怒りというダークヒーローです。一人では押し潰される状況でも、誰か一人信用できる味方がいたならば・・・!がっつり歯を食いしばって視聴しました。
⇑ 2期は更なる力を得るためにシーズン
コメント も、文句以外で・・・