”読んで欲しい”と人に言えるほど面白いマイナー？漫画！

職場なんかで「面白い漫画ない？」と聞かれ面白かった作品を挙げますが、誰も知らなかった。そんな体験が多めの僕ですが、”なんで読まないの？”と思う程の名作ってありますよね！？お勧め度高いマイナー作品、ちょっと覗いて見ませんか？

「鉄楽レトラ」　フラメンコ自体がマイナー
「PLUTO」　小難しい感はある
「レンジマン」　とにかく序盤の印象が悪い（泣）
「カワイスギクライシス」　あれ？みんな好きなはず・・・
「迷宮クソたわけ　奴隷少年悪意之迷宮冒険顛末」陰鬱なのに・・・
「桐谷さん、ちょっそれ食うんすか！？」　面白いよ・・・
「秘密のレプタイルズ」　題材自体が読む人を選んでしまう
「クロス・マネジ」ラクロス啓発漫画

「鉄楽レトラ」　フラメンコ自体がマイナー

お勧め強度5.0

鉄宇と宝はお互いの夢を諦めます。そんな時に出会った2人は、屋上から投げ捨てようとした”それぞれの赤い靴”を交換しました。逆なのに同じ理由で諦めた2人ですが、この靴が新たな希望と夢になりました。

絵が綺麗、ストーリーが鬱っぽいのに明るい、登場人物全員が誰かを支えてる。序盤で読み辞めるのは余りにも勿体ない名作。とにかく誰かに言いたくなる「君に恥じない僕になる」というテーマに大満足でした。

鉄宇はバスケを諦めバスケットシューズを捨てようと屋上へ行きます。そこで同じように靴を投げ捨てようとする藤本宝に出会います。長身で手足が長い彼女は、体系的にフラメンコ・ダンスに向かないと諦めていました。逆の理由ですが同じ理由。そんな2人はお互いに「赤い靴」でした。

「PLUTO」　小難しい感はある

お勧め強度5.0

7体の世界を救ったロボット。しかしその活躍は一つの王国を崩壊させました。それから4年、世界の英雄と呼ばれたロボット達に、”憎悪”が向けられました。鉄腕アトム「地上最大のロボット」編がドイツのゲジヒト視点で語られます。

圧倒的画力で心象描写された鉄腕アトムのスピンオフ。反戦の想いが伝わる本作は子供達に読んで欲しい反面、その内容が残酷で難しすぎました。しかし世界が揺れてる現代だからこそ、見る価値が更に上がった名作です。・・・と書いてたらビックリのアニメ化。2023年10月から動きます！

あなたに聞きたい…人間の憎悪は消えますか…？「PLUTO」

手塚治虫の「鉄腕アトム　史上最大のロボット」を浦沢直樹がリメイク。原作に沿った内容でありながら、その主人公はゲジヒトという世界7大ロボットの一体。滅びた国の遺産「PLUTO」はまさに人間の憎悪そのもの。人間の憎悪に底はないのか・・・

「レンジマン」　とにかく序盤の印象が悪い（泣）

お勧め強度4.7

女性にとにかく惚れやすく、ちょっと気持ち悪い大塚練児。連続失恋記録100回を迎え、勘違いからの初デートで怪物と出会い、そしてヒーローへと変身させられます。好きな人を救ったその代償は”今、好きな人の存在を忘れてしまう”ことでした。

2巻まで、下手したら3巻まで”寒い”ギャグが目立ちます。勧めても1巻離脱、下手したらお試し2話とかで離脱が多かった作品。しかし本当に後半（むしろ終盤）は熱い。”忘れたくない人を忘れる覚悟”とか、とても泣けた。目新しい設定云々はありませんが、この主人公は人の心を動かす存在です。

忘れてもまた”あなた”に恋をする「レンジマン」

女性に惚れやすく、ちょっと気持ち悪い大塚練児。練児の勘違いですが、それでも初デートと思い込み待ち合わせ場所に向かいます。ヒーロー戦隊に加入させられます。しかしこのリング、変身には「ときめき値」が必要で、使うと「今好きな人の存在を忘れる」という副作用があるとか・・・

【スマホカバー館】で見つけるオリジナル

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「カワイスギクライシス」　あれ？みんな好きなはず・・・

お勧め強度4.7

宇宙でも指折りの戦闘員リザ・ルーナが調査の為地球にやってきます。争いが多く文明の低いこの星に辟易したリザは、とある喫茶店に入ります。しかしそこは”ネコカフェ”。今までに見た事のない”ネコ”と出会ったリザは衝撃を受けたのです

「何だこの可愛すぎる生物はあぁぁぁぁ！？！？！？！？！」

ペット愛好家に限らず、”読めば誰しも好きになる！”と信じています。ネコに限らず全ての動物にリスペクトを感じる本作。人間は猫の下僕だと再認できる名作なので、是非お試しだけでも！！ちなみに既にアニメ化されています。2期期待！

宇宙戦士でも胸きゅんに耐える訓練は受けてない！「カワイスギクライシス」

猫カフェに入った途端、今までの人生で感じた事のない衝撃が「なんだこの可愛すぎる生物は！？！？！？」。今まで支配してきた惑星からでは想像すらできないレベルの可愛さに圧倒されます。足は震え動悸が激しく、胸キュン死寸前のリザ・ルーナ。この可愛さに耐えれらるのか！？

「迷宮クソたわけ　奴隷少年悪意之迷宮冒険顛末」陰鬱なのに・・・

お勧め強度4.5

生きて帰れる保証ゼロの迷宮に連れて行かれる債券奴隷”ア”（名前です）。初対面で組んだパーティーで向かう初の迷宮で待っているのは、魔物と宝と絶望と。200金貨という借金を返す前に命が危ういこの冒険に一番大事なモノは、鍛えられた体より折れない心なのです。

本当に迷宮(ダンジョン）があればこんな感じ。非情に見えても合理的な冒険がリアル。読めば読む程に光の見えないこの作品。ダークファンタジー好きには垂涎間違いなし。一つしかない命を真剣に守りぬけ！というRPG「ウィザードリィ」の世界観です。

この漫画ならゲテモノも美味しそう！そうでもないからね！？「桐谷さん　ちょっそれ食うんすか！？」

現在高校教師である榊伸一の幼馴染、桐谷翔子は幼い頃から食への興味が広く、そして見境なかった。そして現在華の高校生となった彼女の好奇心は食から薄れ・・・ることなく、飛び立つ鳥を見て「焼き鳥食べたくないですか？」と涎を垂らす女性へと育っていました。

「桐谷さん、ちょっそれ食うんすか！？」　面白いよ・・・

お勧め強度4.0

高校教師である榊伸一の幼馴染、桐谷翔子は容姿端麗で性格の良い人気者。そんな彼女ですが”食への探求心”が人一倍強いのがタマニキズ。彼女は持参したカエルを「誰でもサバケます」と満面の笑顔で調理するガチ雑食。そんな彼女の周りは、やはり類友状態に・・・

明るいグロ♪です。細かく調理方法（締め方・さばき方から）を載せていますが、”じゃあ作ってみよう”とはなりません。更に”美味しい！”は少なく、味の感想なのにリアルに砂利の感触とか・・・。人を選ぶ作品になりますが、ジビエに興味があるなら明るく読めます。闇もなく気軽に笑えるので、ギャグ好きにはハマる・・・と思っているのですがねえ・・・

”生き残る”だけが目的となる「迷宮クソたわけ　奴隷少年悪意之迷宮冒険顛末」

漫画「迷宮クソたわけ」のあらすじと感想。昔から街の外れにあって魔物が住み着いている”迷宮”。名誉・金と様々な目的を持った冒険者が挑む死地。少年奴隷”ア”は冒険者に雇われて迷宮に連れられます。今日も生き残ることだけを目標にして・・・

「秘密のレプタイルズ」　題材自体が読む人を選んでしまう

お勧め強度4.0

仕事でストレスを溜め込んだ海原入鹿が、仕事をサボって立ち寄ったのがペットショップ「アニマーレ」。そこで出会った死んだ目の女性店員にペットというジャンルの幅広さを教え込まれます。そしていつしか彼は爬虫類マニア化計画の餌食に・・・

デフォルメされてなく、生々しい姿と生態を描いています。カエルが大の苦手の僕にはかなり厳しい作品。しかし確かに読んでいくとカワイク見えてきます（カエル以外）。入鹿は中二病で女性は爬虫類オタクと、ワチャワチャ感満載の本作は日常漫画としても秀逸。ニヤニヤしながら小説よりも多そうな飼育説明文章を読みこんでしまう名作です。