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自己責任論、ではなく”テロ行為許すまじ!”なんですよ「ある人質 生還までの398日」

ある人質 生還までの398日 ☆映画あらすじと感想
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3.6 写真家冥利につきる・・・のかな

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デンマークの写真家

デンマークで体操選手として有望視されているダニエル・リュー。しかし2012年、競技中に足を痛め選手生命が断たれてしまいます。今までの人生が無駄になったと嘆くダニエルに、恋人シーネは「いいじゃない。私がいる。一緒に暮らそう。」と言います。そしてダニエルは子供の頃に夢見た”写真家”になる事を決意しました。

ある日ダニエルは家族との食事会で写真家の夢を打ち明けます。反対をされながらもコペンハーゲンに引っ越し、早々にカメラマンシスタンとの面接を受けます。そしていきなりソマリアの戦地に同行し、ダニエルは写真家としての生きがいを感じます。興奮冷めやらぬうちに次は単身でシリアの撮影を行うダニエルですが、突然イスラムに捕まります。そしてスパイと思われたまま拷問生活が始まるのでした。

人質ビジネス

2013年から過激派組織ISに囚われたダニエル身代金は7000万”テロリストと交渉はしない”という姿勢のデンマークは、助言はするが手も金も出さないという立場でした。ダニエルの家族は普通のサラリーマン家庭。この金額は総出でかき集めても足りず、2600万しか集まりません。そしてテロリストと交渉してみるのですが・・・

値下げ交渉に激怒し、2億5千万という金額に釣り上げられます。しかもお金が支払われると、更なるテロ費用に使われるという問題もはらんでいます。身代金のために活動する家族に対して”そのお金が元で、更なる被害が生まれる”と語る人もいました。日本でも2015年に同じ出来事があり、戦場カメラマンの自己責任論が騒がれました。確かにテロ資金を増やすことになる、というのは事実です。

カメラマンの問題とテロリストは別なのでは

これは”人質ビジネス”と呼ばれるテロリストの金策常とう手段ダニエルは前線には出ておらず、イスラム自体が外国人を狙っていた事件。本作で描かれた拷問はごく一部で、これが400日に渡って行われています。カメラマンの軽率テロへの資金提供という問題はありますが、本来テロリストの過激行動こそが非難されるべき所業だと再確認しました。

ダニエルの立場になって観た事もあり、ちょっとカメラマンに寄ってしまうのが人情。そんな想いに深けて観ていましたが、やっぱりテロはいかんのですよ。今尚テロも戦争も群発しています。どうしても武力行使したいなら、どっかの島でBB弾使って、ポイント制で決めてくれないかな。殺し合いは一番くだらないですよ。

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