過保護・・・なのかな?
静かに近づいて来る悪魔
深夜の病院を一人歩く看護師のキャロライン・ハリントン。妙な気配を感じ背後を気にしています。勤務も終わり、シャワー室を利用していると突然何者かに首を切り裂かれてしまいます。そして土に埋められました。その日の深夜に帰宅したエヴァン・コールは妻を優しく撫で、そして息子アンドリューの夜泣きを鎮めるために抱き上げるのでした。
この出来事の3か月前、高校でソーシャル・ワーカーとして働くエヴァンは問題を抱える生徒達の相談に載っていました。大体が家庭の特に父親に問題があり、幼い頃自身も虐待を受けていたエヴァンは熱心に寄り添います。ある日、生徒の一人レイが父親に殴られました。やるせない思いを胸に貯め、エヴァンはレイの父親ルイスを拉致。そして本性を見せるのでした。
護るための究極の手段
レイはヤク中の父と不仲で、長男という事もあり母と弟を護る為に喧嘩になります。少女ケリーは叔母さんとの仲に悩んでいますが、根底には叔父からの性的虐待。優等生であるクリスも父親がヤク中で母に暴力を振るいます。エヴァンは相談を受けながら、この子達にしてあげられる事をします。
虐待を受ける子供達を護るための手段としてエヴァンが選んだのは”殺害”でした。それはある意味究極で絶対な解決策でした。しかしこの行動は”子供達が真実を話している”という前提。もしも子供達が真実を話していなければ、エヴァンの行動は・・・しかしそんな心配はいらないようです。
子供をダシにしていたのはエヴァン
もしも子供達が嘘をついたとしても、エヴァンは誰かを殺すのでしょう。シリアルキラーの行動理由は”殺したいから”に相違ありません。親から虐待を受けていたエヴァン、ではなく彼は”そういう血筋”なのでした。何かを理由に犯罪を犯す、そんな彼の未来に待っているのは・・・
題名にある”グッド”ですが、狭い視点で見ての”グッド”でした。元々シリアルキラーはバットしか存在しませんし。と、ぐちゃぐちゃ感想を書きながらも、実は最後までストレスなく観れたテンポ良い作品。首切りシーンにグロはありますが、全体的に間延びなく観れます。最後に一言いうなら、”この家庭は幸せになるだろうな・・・”という感想でした。
コメント も、文句以外で・・・