チャニング・マッスルの独壇場
夢は家具作りで食べていきたい
マイケル・レーンは自分の夢である「家具屋」を起業するため、日々必死で働いて金を貯めています。そんなマイケルの前に現われた青年アダム。学生時代はアメフトで評価されていたと話しますが、やる気がなく使えません。アダムは同居している姉に言われて仕事を探しているだけでした。
ある夜マイケルはナイトクラブに入りたそうなアダムを見つけます。そして「女子大生のグループを誘う」事を条件に入店させました。誘った先は男性ストリップ店。ストリップショーが始まるとマイケルが現れ、女性の目をくぎ付けにします。アダムも巻き込まれてしまいますが、ここからアダムはストリッパーの才能を開花させるのでした。
テイタムがキレッキレッ
一体何者なんだろう・・・チャニング・テイタムの筋肉とキレに惚れる。ストリッパー全体が良い筋肉なのですが、どうしてもテイタムです。特にダンスシーンでは「誰?スタント??」と思う程プロ。これでもか!と見せつけてくる躍動感ある筋肉に見惚れてしまいました。ゴリゴリに鍛えて、しっかり絞ってますよ!
チャニング・テイタム自身の過去が元という事もあって力入ってます(体のキレでわかる)。ストリッパー時代を思い出しながら脚本を書いたのですね。作中のアダムのモデルがテイタムで、作中のセリフ「女・金・快楽、19歳なら当然逆らえない」は実体験でしょう。
ストリッパーは儲かるが「これでいいのか」が付きまとう
男性ストリッパー物と聞けばキワモノに感じます。しかし実際は真面目なマイケルの恋愛と成長の物語でした。「ストリッパーだから」ではなく、誰もが考える「このままでいいのか」という悩みを持っています。今はいい、本当は違う、思っている将来に届かない、そんな一般的な悩みを抱えて生きているマッチョの物語。
堕ちていくアダムと巻き込まれるマイケルという少し重めなストーリー。良い時悪い時の落差が現実的で、応援しつつ「自業自得だよ」と感じます。と、書きましたがやっぱり目立つのは「筋肉」。筋肉さえあれば仕事も恋も上手く行く(本作はそんな話ではありません)事を教えてくれました。
コメント も、文句以外で・・・