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600万分の1の確率で知り合った「めぐり逢わせのお弁当」

めぐり逢わせのお弁当 インド ☆映画あらすじと感想
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3.3 インドの配食が凄すぎ・・・

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\サブスク引き籠り応援団です/

ムンバイで起こった誤配達

イラムンバイ在住の専業主婦で、娘の世話に勤しむ毎日。夫婦仲は冷め切っていますが、修繕しようと毎日お弁当を構えます。温かい物を食べてもらうため、インド特有のダッバーワーラーと呼ばれる弁当配達人に依頼し届けてもらいます。しかしこの日、担当が配達先を間違えてしまい、赤の他人にお弁当を届けてしまいました。

お弁当の辿り着いた先は退職目前の会計士サージャンのデスク。いつもと違うお弁当ですが、その美味しそうな香りに食欲が出ます。この日からこのお弁当が毎日サージャンの元へ届くようになりました。ある日のこと、サージャンが楽しみにお弁当を開けると”手紙”が入っていることに気付きます。「夫に作った料理が誤配達されていた」ことや、「毎回綺麗に食べてくれて嬉しかった」ことが綴られています。この日からこの2人の奇妙な文通が始まりました。

インドの昼食配達”ダッバーワーラー”が凄い!!!

ダッバーワーラーと呼ばれる配達人たちは全て手作業なのに、恐ろしく正確な配達力。時間調整が徹底されており、荷物の預かりから配送時間に至るまで変更もありません。しかしそれは依頼人も同様で、決まった時間までにお弁当を準備しなければなりません。そして受け取ったお弁当は入れ物に書かれた”記号”を元に一か所に集められ、そこから中継しつつ配達されます。毎日担当が変わり、配達順序も違うのに正確に届くとか・・・

超低コストなサービスで、遅れる・間違えるに関しても罰則なしです。単純に「指定されたお弁当を届ける」だけに特化しており、お客の要望も聞きません徹底的に無駄が排除されており、その誤配達率は600万食分の1という高性能130年以上続いている職業で、代々お弁当配達人だったり70才の配達人が存在してたりと、ある意味働きやすい環境なようです。日本だと”要望とサービス”を聞きすぎて出来ないですね。

ミスから生まれるドラマ

この作品を観るにあたって大事なのは、インドには「美味しい物を温かいうちに食べるのが普通」という文化を知っておくことです。毎回の食事を大切にしている背景があり、だからこそサービスが定着しているのです。そんな独特なサービスを題材にして、本当にありそうな、そしてちょっとドラマティックな出会いを描いたヒューマンドラマは、最後まで淡い作品でした。

冷め切った夫婦関係の相談を受けていくうちに、なんとなく会いたくなる2人微妙な距離感が素敵で切ない。2人共がお互いに対して、悩みと期待を抱きながら日常を送っています。インド映画ですが踊ることはなく、派手さもないのですが安定したお洒落な映画に舌鼓を打ちました。

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