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これぞ究極の上下関係!!「プラットフォーム」

プラットフォーム ☆映画あらすじと感想
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2.0 設定は強烈インパクト

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\サブスク引き籠り応援団です/

起きた場所は48階!?

ゴレンが目を覚ました場所、そこは真ん中に四角く穴の開いた部屋でした。穴は上下に抜かれており、以前からこの部屋にいたトリマガシから「ここは48階だ。」と教わります。他にも各階層に2名ずつ、月に一度階層の振り替えが行われる、上下間での交流は禁止、そして何より一番大事なのは”食事”ということを教わります。

そしてその大事な食事が用意され、真ん中の穴から大量で豪華な食事を乗せた台座、通称”プラットフォーム”が降りてきました。しかし47階までの人間が食べ散らかした後です。飛びつき貪るトリマガシを見ながら、ゴレンは食欲が出ずリンゴを1個手にします。すると部屋が暑くなり始め、「食事の溜め込みは禁止だ。罰が下る。」と言われ、慌ててリンゴを捨てます。ここで生き延びるには、降りてきた食事をその時にしっかり食べる事でした。

設定が面白い!

この建物は政府が関わっている正式名”垂直式自主管理センター”です。1部屋2人ずつそれぞれにベッド洗面台トイレと窓、そして何階かを確認するために数字が彫られています。真ん中に空いている穴は1.5m×2m程で上下同様の形。月末には催眠ガスで眠らされ、目が覚めると階層移動させられています。

そして1日1回穴からプラットフォームと呼ばれる台座に、超豪華な料理が載せられ降りてきます。10分程各部屋で停止するので、その間に食事するというシステムです。しかしこれ、1階から順番に降りて来るので、下にいく程”残飯化”していきます。さらに酷いのは、上の階の人が”性悪で小便かけているかも”というおぞましい事態が想像できます。

これぞTHE格差

究極の上下格差を見せつけますが、その選別方法は”運しだい”という変な平等さがあります。食事も適度な量を取れば最下層にも行きわたるのですが、人間の欲が平等を認めないという強い風刺を感じます。グロ・鬱・胸糞表現で人間の醜悪さをまざまざと見せつけていました。

設定がお見事で引き込まれる作品ではありますが、食べ物に対しての汚れ表現が合わなかった・・・アリス(1988)の方が食べ物に関してはグロいのですが、また違うグロ表現で苦手だったみたいです。設定と風刺が面白いのに苦手だった、という僕にとって残念な作品。ですがメッセージ性は強く、印象に残る、格差風刺作品としてはA級!なんじゃないかな!?

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