「旬のタラハシーは美味いぞ」がツボ
ゾンビ以外との出会いを求めて
ウイルス感染によりゾンビランドとなってしまったアメリカ。この世界で生き残ったのは引きこもりの青年コロンバス。テキサス大学寮に住むコロンバスは、長く引きこもっていましたが”人間”と顔を合わせたくなり、とりあえず実家のあるオハイオに向かいます。その途中久しぶりに出会った人間タラハシーは、ゾンビを憎む屈強な男。とりあえず一緒に行動することになります。
タラハシーは”トゥンキー”というお菓子を探しており、コロンバスも付き合います。しかし探している途中でウィチタとリトルロッキーの姉妹にまんまと騙され車と武器を奪われました。新しい車を見つけたコロンバス・タラハシーですが、少し走ると再び姉妹と遭遇。再び騙されますが、”敵はゾンビ”だと意見が一致し、4人で”ゾンビがいないと噂されている遊園地”を目指します。
コロンバスが生き残ったのは”ルール”のおかげ?
引き籠りでありながら生き残ってきたコロンバスは”多くのルール”を定めていました。それは今後世界にゾンビが出現した時(?)に役立つので覚えておいて損はありません。すぐに出来る”判断と行動”のルールをいくつか紹介しておきます。
#2 弾をケチらず2度撃ちして止めを刺せ
#3 トイレには特に用心
#14 ショッピングモールは補給基地
#16 人の集まる場所は避けろ
#17 英雄になるな
#20 人を見たらゾンビと思え
#24 生きるために犯罪を
もし明日世界がゾンビだらけになったら、最低これぐらいの心構えで臨みましょう。コロンバスは多くのルールを決めていましたが、今すぐできる内容はこれぐらいでしょう。#2に関してはそもそも日本には銃器がないので、”止めを刺す”部分だけ採用。これでいつゾンビランドになっても・・・怖いですよね・・・やっぱり・・・
ホラー感薄く軽~いゾンビ映画
コロンバスは”人と会いたい”という事で旅を始めます。ゾンビだらけの中、とても重要な決断なのですが何故だかゆるく感じるキャラクター。出会ったタラハシーはゾンビを憎みながら真剣にお菓子を探すという変人。更に姉妹が加わり家族のように談笑し、ボードゲームを楽しんだり(他人の家ですがね)と普通にアットホーム。重くなく暗くない作品ですが、ゾンビ苦手なら避けた方が良いかも・・・グロさはしっかりしてますので・・・
”どんな世界でも楽しみを見出して生きて行く”というテーマがあり、こんな世界でも明るく進む展開は秀逸。どこに行ってもゾンビだらけと知り絶望に陥る4人ですが、それでもここに4人集まっている現実が全員の心を支えていました。軽い気持ちで観てみると、最後まで軽かったので良かったという感想。本作”ゾンビランド”にかかればゴーストバスターズで主演を張ったビル・マーレイもチョイ役になってしまったようです。
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⇑ タラハシー役はウディ・ハレルソン
コメント も、文句以外で・・・