真の雑食道を見たり!!!
幼い頃から変わってない「雑食性」
現在高校教師である榊伸一の幼馴染、桐谷翔子は幼い頃から食への興味が広く、そして見境なかった。そして現在華の高校生となった彼女の好奇心は食から薄れ・・・ることなく、飛び立つ鳥を見て「焼き鳥食べたくないですか?」と涎を垂らす女性へと育っていました。そんな桐谷さんが榊が勤める高校へ入学して数カ月、いよいよ「雑食」が始まります。
高校で飼育しているウサギを見ては涎が出てしまう桐谷を制止する榊ですが、「知る権利を邪魔する権利があるんですか!?」等と色々手を焼いているようです。そしてやってきました桐谷クッキング、今日の献立は「カエルのスープ」。持参したカエルを締め「これで誰でもサバけますね」と満面の笑みを見せる彼女に「やらねぇよ!」と訴える榊の運命や如何に!?
面白いのにアニメ化しにくい作品
容姿端麗で男女に人気があり、性格も良い桐谷の唯一の難点が「ガチ雑食」という内容。引っかき回される幼馴染兼高校教師の榊との恋愛も匂わせながらも、出て来る食材が「カエル・ヘビ・深海魚・狸」というジビエ超え。どんなに良い雰囲気になっても必ず出て来る内臓描写がちゃんとぶち壊します。
最初のお題はカエルですが、足を持ってテーブルの角に頭をぶつけて失神させます。そしてバラしていくという描写が何故か清々しく明るい。食材に感謝をこめてという内容もあるのですが、エイリアンチックな深海魚の解体などがありちょっとアニメに向いていない作風。深夜帯でOKなので「桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?政策委員会」を期待しています。
さあ、では食べてみよう・・・とは思いませんよ?
虫も出るし土も食べる、という全てが「食材」になる本作。”味”の詳細や料理法も真面目に出てきますが、「よし、じゃあ作ってみるか」とはなりませんでした。それは作業工程が中々にハード(グロ描写は少ないのですが、説明がグロ・・・)なのと、「これは美味い!」という評価がほぼないという正直な部分も原因の一つです。
題名と絵柄の可愛さから、気軽に読める料理漫画と手にとってはいけません。本作は必ず試し読みを行う事が必須になります。キワモノ料理漫画らしくクセがあり、読む毎に味が増してくるこの作品。教師として、そして高校生として、悩み学び謳歌する・・・そんな青春もあったりなかったりしながら、今日も桐谷さんは食ってます。
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コメント も、文句以外で・・・