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善悪とは違う概念があるのでは「ドクター・デスの遺産」

ドクター・デスの遺産 ☆映画あらすじと感想
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3.0 安楽死と信念について考える作品

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父親が医者に殺された?

子供から警察に「お父さんが悪い医者に殺された。」と通報が入ります。悪戯とも思える話ですが、刑事の犬養隼人高千穂明日香は捜査を始めます。父親はガンで自宅療養中に亡くなっており、その当日に2人の医者が訪れていたことが分かりました。死体を解剖に回すと血中カリウム濃度が異常に高まっており、”カリウム注射”による”安楽死”の可能性が出てきました。

そして母親を追求していくと”ドクター・デスの往診室”というサイトで安楽死の依頼を受け付けている事が明らかになります。依頼は簡単でサイトの申し込み費用は20万円。アクセス数もそれなりにあり、今まで”病死”として扱われた件の関与にも疑いが出てきます。子供の悪戯かもしれない通報から、医者による大量殺人事件の可能性が出てきたのです。

ドクター・デスは実在した

アメリカの病理学者ジャック・ケヴァーキン1998年にCBSの番組で、自殺装置を使用した安楽死を行ったテープが公開された元医師です。”死亡カウンセラー”として130人を尊厳死させた実在の人物で”ドクター・デス”と呼ばれていました。この後に殺人罪で告訴されています。

ケヴァーキンの考え方や”安楽死”については一定の支持があります。特に希望した家族からの支持はかなり強かったようです。”苦しみを終わらせる”という信念を常に持っていた彼は講演会の依頼も多く晩年では”真のヒーロー”とも呼ばれました。”安楽死は悪なのか”については何とも言えませんが、信念を貫くために逃げも隠れもしなかったケヴァーキンは”悪”には見えません。

安楽死は善悪で判断するもの?

この”安楽死”という問題は世界中で議論が続いており、遺族からは「感謝している・殺されたとは思わない」という意見もリアルです。特に現代では介護疲れからの殺人も起こり、いたたまれない気持ちになります。合法化されている国もあり、目を背けてはいけない社会問題を取り上げた本作ですが、何かが足りない感が・・・

作風的には勧善懲悪で、刑事2人の強い感情に対して医師の信念は弱め実在のケヴァーキンの遺産と呼ぶには小物すぎました。刑事2人の掛け合いは軽くて面白く、安楽死というテーマを重くとらえるよりも、サスペンス物としてお茶でも飲みながらまったり観る方が楽しめます。

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