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本当の名作には”ストーリー”なんて必要ないんだ!「ガンパウダー・ミルクシェイク」

ガンパウダー・ミルクシェイク ☆映画あらすじと感想
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4.2 図書館って怖い所だったんだ・・・

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\サブスク引き籠り応援団です/

サムの失敗

”ファーム”と呼ばれる組織に所属している女殺し屋サム連絡係のネイサンから指示されたダイナーへ向かいます。このダイナーは同じく殺し屋の母スカーレットと別れた苦い思い出の場所です。そんな事を思い出しながら、ファームの金を持ち逃げした会計士の始末と金の奪還依頼を引き受けました。

サムはまず”図書館”に向かいます。ここでは母の仕事仲間だったメンバーが武器を売っていました。新たな武器を手に入れ、会計士の元へ向かったサム。すぐに会計士と金を見つけ出します。しかし会計士は何やら慌てており、「電話に出させてくれ」と懇願します。もみ合いになり腹部を撃ちぬいた後、瀕死で会計士が電話に出ると「60分以内に金を持ってこないと娘は死ぬ」と告げられました。サムは始末するはずの会計士を闇医者の元へ連れて行き、更には娘を助け出そうとするのでした。

一般人禁制図書館

主人公サムが訪れた”図書館”は、母親御用達の武器商店。司書として働いているアンナ・メイマデレーンフローレンス母の元仕事仲間です。少しイザコザがあるようですが、サムがスカーレットの娘と知ると協力的になり、武器を渡してくれます。しかしその置き場所には問題が・・・

厚めの小説を開くと中には銃が入っています。本の題名によって武器や中身が変わるという、知らない人が開けたらびっくりな保管方法。さらに本棚は銃で撃ちぬけない仕様となっており、逃走用の社内車庫も完備。これって普通に営業しているんですか!?!?イコライザーもびっくりな図書館が武器庫な作品。

ロマンスもスパイもハニートラップもいらないんだ!

別組織と揉める→始末を依頼された会計士を助けようとする→娘を助けるなんていうストーリーがあります全然頭に入ってこない。それよりもパンダのステンレスリュックと、ボウリング玉で男を吹き飛ばし母親がかっこいい2丁銃に更に銃剣を付けるシーンが目に焼き付きます。本作は見事なまで無駄?を省き”アクションを可視化するだけで映画ができる”と体現した名作でした。

無茶苦茶8歳女児の超絶ドライブハンドリングとか、本の中に武器とか妙に胸が小躍りしてしまう。小ボス3馬鹿トリオを一蹴したら新たな敵と、新たな仲間が出現。ファームからの依頼とか会計士の件とか、なんなら武器登場とアクションシーン以外の会話部分全部省いても面白かったであろう作品。ストーリーなんて必要ないぜ!部門ではトップクラスで、お色気もスリルもほぼないので安心して家族で楽しめる逸品。観る時は頭を空っぽにして、ただただワクワクしましょう。

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