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レクター博士の存在感がたまらない「羊たちの沈黙」

羊たちの沈黙 シリーズでこそ真価が!
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3.2 賢すぎる犯罪者・・・ちょっとカッコイイ

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\サブスク引き籠り応援団です/

犯罪者バファロービルを追え

FBIアカデミーで優秀な成績の女性クラリス・スターリングジャック・クロフォードが勤める行動科学化勤務を熱望しています。そんなクラリスにクロフォードは世間を騒がす連続殺人鬼、バッファロービルの人物像を描くため精神科医ハンニバル・レクターの協力を得るよう依頼します。しかしこのハンニバル、過去に人を食い殺した殺人犯として投獄されていたのでした。

ガラス張りの独房に収容されているレクターは非紳士的な態度でしたが、FBIへの協力を受けます。レクターはいくつかの質問をした後、更に心理分析を行うために必要な質問を渡しました。受け取ったクラリスが帰り支度をしているとミルズという隣に収容されている者が無礼な行動をとります。レクターは叱責しクラリスに謝罪をしました。後日、ミルズはレクターとの会話後に自殺します。ここからクラリスはバッファロービルとレクターという2人のサイコパスと深く関わっていく事になります・・・


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レクターが興味を示したのはクラリス

レクターはバッファロービルに関して心理分析を行っていきますが、実はあまり興味を示していません。むしろクラリスの生い立ちに強い興味を示したようで、「協力する代わりにお前の過去を聞かせてくれ」と申し出ています。最初はかなり失礼な態度を取っていたレクターなのですが、彼女のどこに興味をしめしたのでしょうか。

まずレクター自身は食人鬼であり、他者を殺害後に食べるという残忍な人物です。しかし身近にいる看護師に対しては紳士的です。また、クラリスに対しても途中から非礼を詫びるシーンがありました。この2人の共通点は「レクターに対して真摯である」ところです。誠実な人物を好むことが伺えます。そしてクラリスは過去にトラウマを背負ってます。レクターに取っては誠実で闇を抱える若い女性は、格好の暇つぶしになったのかもしれません。

実は登場時間は15分程度

この作品は「ハンニバル・レクター」を世に知らしめることになった第1作目「ハンニバルシリーズ」はここから始まりました。知的で上品なレクターは印象に強く残る不気味な存在でした。しかし実際の登場時間は15分118分映画で15分の出演でレクター博士は我々の心を奪っていきました。本当に怖いものや良質なものは、短時間であっても理解できてしまうものなんですねえ・・・

レクター博士が強すぎてサイコパス作品になっていますが、尺の長さと題名から考えると作品テーマは「トラウマ」です。クラリスとバッファロービルが持つ「痛みのトラウマ」をどう乗り越えたのか、2人がFBIと犯罪者に分岐した理由とは、という部分がキモでした。単純なサイコパス映画ではなく、実は正義も悪も同じ始まり。その後の生き方でどっちにも成り得るという警鐘をしています。奥深さもあり納得の作品ですが、でももっとレクターの姿を拝みたかった!!

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