怪獣物語だった・・・
未知の島を探索せよ
ベトナム戦争終結の1973年、アメリカ・ワシントンの研究機関”モナーク”のヒューストン・ブルックスが新発見された”髑髏島”の調査を提案します。”もしかしたら資源があるかも””ソ連が先に島を調査するかも”と煽り、議員から許可をもらいます。しかし何が起こるかわからない島の調査、護衛としてパッカード大佐に命令が下されました。
同じころブルックスとランダは未知の島へ向かうため、ガイド役で元英国軍特殊部隊のコンラッドを雇います。そこに女性ジャーナリスト、メイソン・ウィーバーも着いてきました。科学者チームは輸送艦で、護衛部隊はヘリでそれぞれ髑髏島を目指します。ヘリが無事島内に侵入した時、一機が巨大な木で落とされます。そして部隊の眼前には巨大なゴリラが現れました。パッカードは攻撃命令を下しますが、ゴリラに銃は効かず全てのヘリが墜落しました。そして悠々と立ち去る巨大ゴリラにパッカードは復讐の炎を燃やすのでした。
想像以上にモンスターハンターな世界だった
今回は”未知の島”という事で通常とは異なる生態系のオンパレードでした。勿論代表格はキングコングなのですが、”人型”と呼べるのはコングさんだけ。ライバルはトカゲ系なのに足がないという不気味な姿。半分ドクロな顔も相まって”悪役”として活躍?します。地底に住んでいるという設定ですが、確かにそれっぽい奴でした。
水中には巨大水牛がおり、これが唯一の癒し系。巨大蜘蛛の登場は苦手な方は絶叫でしょう、僕も辛かった。更に巨大ナナフシは登場シーンは3分もないのですが、ちょっと引く造形。昆虫類の巨大化は苦手だった事を自覚した作品となりました。次々に襲ってくるこのモンスターに立ち向かう姿はまさに「モンスターハンター」な世界でした。違うのは”ハンターできない”とこでしょうか・・・
人間が襲われていくのは自然の摂理
見たことのない物が空を飛んでれば怖いものです。弱そうな生き物がいれば”生きるため”に捕食します。そんな自然の世界に足を踏み入れた”人間の愚かさ・無力さ”が伝わります。弱者から狙われるのはごく自然な事なので、この島の怪獣たちは”悪役”ではありません。そんな島ですが、キングコング作品の見どころは”霊長類同士の理解”という裏?テーマ。パッカードの敵役のままでは終わりませんので心配なく。
大怪獣バトルと派手な火薬が楽しい映画でした。それもCG技術の大幅なレベルアップのなせる業。気持ち悪いぐらいリアルな質感のモンスターたちが大暴れする”最強生物決定戦”な作品でした。雌雄を決した後のキングコングの漢立ちには惚れました。ちょっと気になったのですが”吹き替え版”で観たのですが、トム・ヒドルストンの声がGACKTなのは濃すぎませんか?
\サブスク引き籠り応援団です/
コメント も、文句以外で・・・