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巻き込まれたタクシー運転手は気の毒「コラテラル」

コラテラル ☆映画あらすじと感想
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4.2 ヒールなトム・クルーズもなかなか

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\サブスク引き籠り応援団です/

リムジン会社立ち上げのために

タクシー運転手マックス”リムジン専用のタクシー会社”を立ち上げるという夢があります。そんな夢の話を検事アニーに話し盛り上がります。降りざまにアニーから名刺を渡され、少し浮かれるマックスが次に乗せたのはヴィンセントと名乗る裕福そうな男性。ヴィンセントは”600ドル支払うので頼み事を聞いてくれ”と話します。夢のためにマックスは喜んで引き受けました。

ヴィンセントに指示されたビルの裏口で待っていると、突然タクシーの上に男が降ってきました。慌てて車から飛び出して確認すると、降ってきた男は既に殺され息絶えていました。そして殺した犯人はヴィンセント。殺し屋であるヴィンセントはマックスを共犯として逃さない構え。そして次の仕事場へ向かうように指示されるのでした。


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ちょっと異色のヒール役

トム・クルーズが初の悪役で話題となった「コラテラル」。身なりと雰囲気は富裕層で紳士なのですが、白髪交じりに無精ひげとワイルドな姿で登場。若々しい今までの役柄から一転して中年らしい姿ですが、それでもカッコイイのがトムでした。そして本作では清々しい程凶暴で職人な殺し屋を笑顔なく演じてくれました。

冒頭にジェイソン・ステイサム(1回こっきりの出番)やちょっとだけマーク・ラファロも出演しているのですが、そんな記憶もなくなるほどにトム・クルーズの印象が強い作品です。スタイリッシュに銃撃し敵を駆逐していくヴィンセントは魅力あふれるヤバイ主人公でした。

まさに「コラテラル(巻き添え)」な運転手マックス

ジェイミー・フォックス演じるマックスお気の毒な一般人。気さくで紳士的な乗客がまさかの殺し屋。マックスは勇気を振り絞った行動を見せますが、もちろんその行動のせいでもっとひどい目に合います。殺し屋の片棒を担がされた、そんな散々な目に合ったマックスの取り分は600ドル割に合うかどうかは本人のみぞ知るところです。

評価は”傑作”。トム・クルーズ云々ではなく、ヴィンセントのキャラと巻き込まれるマックスの悲惨さが深い味を出しています。マックスは”真剣なコメディ”といった要素もあり、気の毒ながらも面白い被害者となっていました。テーマとかもあるのでしょうがそんなものは横にでも置いといて、マックスの可哀そうな一日を外から眺める気持ちで観てみると、殺伐というよりも”あらぁ・・・うわぁ・・・”と単純に楽しめるエンターテイメントとして秀逸です。

ホームセンター?いや武器庫でしょ!?「イコライザー」
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