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紳士的と称された強盗(実話)「さらば愛しきアウトロー」

さらば愛しきアウトロー ☆映画あらすじと感想
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3.7 傷つけない銀行強盗

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\サブスク引き籠り応援団です/

銀行員から紳士的と称された強盗

1981年アメリカ・テキサス州の小さな町で銀行強盗が行われました。犯人であるフォレスト・タッカービジネススーツにネクタイを締めた初老男性。慌てることなく、道路で車の故障に困る女性ジュエル助けようと車を降ります。そしてそのタッカーを追うパトカーは、その存在に気付くことなく走り去って行きました。

その後、タッカーとジュエルはレストランで世間話をしながら食事を楽しみます。この飄々とした男タッカーは他の銀行でも変装しては強盗を行っています。そしてどの銀行員に確認しても、犯人は紳士的で優しく礼儀正しい男だったと証言します。タッカーは次の強盗で紙幣に応援メッセージを書き残し、楽しむように警察を挑発するのでした。

実在した男「フォレスト・タッカー」

1920年生まれのタッカーは、15歳の頃に車の窃盗で捕まります。そして脱走後に銀行強盗を始めているのですが、彼の信条なのか暴力は一切振るっていません。発砲することもなく、優しい笑顔で紳士的に銀行員に近づき強盗しています。実際の銀行員の証言も映画同様「紳士的だった」ということです。

しかしそんな事(?)より驚くべきは、この手法で強盗した回数は優に50回を超えているという事実。さらに15回以上の脱獄に成功しており、銀行強盗として映画になっていますが、脱獄劇としても一作品制作ができそうな人物でした。ちなみに80歳近くになっても強盗・脱獄を繰り返しており、仕事というよりも生活スタイルとして犯行していたようです。83歳で亡くなられていますが、自由に生きたと言って問題ない方です。


さらば愛しきアウトロー (字幕版)

これも幸せの形なのかもしれない

犯行・逮捕・脱獄を繰り返したタッカーの人生について考えてみたものの、そんな事を考える事自体とても無粋なモノでした。人生の喜びと楽しみが僕のような常人とは異なっていたのですが、タッカーは「生きたいように生きた」のです。警察を嘲笑うようなメッセージ?いや、そうではなく、きっと彼は警察と遊んで、迷惑な爺さんだったな、と感じて欲しかったんですよ

今作がロバートレッドフォードの引退作品。しかしこの辞められない犯罪者の役を見ると、レッドフォードも役者を辞められないなのではないかと勘繰ってしまいます。とても粋な役をさらっとこなし、退場していくレッドフォードもタッカーに負けず「幸せな俳優人生」を満喫したのでしょうね。

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