これもアレですよ・・・お馴染みの・・・
図書館で発見したのは・・・
峰ヶ原高校2年の梓川咲太は、ある日図書館で野良バニーガールを見つけます。かなり目立つ存在ですが、何故だか他の人には見えないバニーの正体は、同高校3年で国民的女優桜島麻衣でした。活動中止で姿を見せなかった彼女は野良バニーガールとして活動・・・?しかし麻衣からは「金輪際関わらないで。」と突き放されてしまいます。
しかし気になった作太は翌日、駅のホームで麻衣を見かけ声を掛けます。すると彼女から”他の人に認識されない状態”であることを聞かされます。最初はバニーの恰好で面白がっていたのですが、認識されないため買いモノすら出来ないという異様な状態になったとか。そしてこの現象は咲太にも関わりがある”思春期症候群”ではないかと推測されます。そして咲太は症候群の原因は探し始めるのでした。
思惑面白い
題名のインパクトが強すぎて興味は薄く、完結してから何気なく見たのですが一気見してしまいました。特筆する事はあまりないような、あるような話ですが、主人公は下ネタ多めなのに周辺美少女達も笑っておどけて済んでしまうという何とも言えないモノでした。しかしこの物語にははっきりとしたテーマがあり、想像していなかった感動を与えられます。
OP曲の”君のせい”は2人の関係性と合致している楽曲。麻衣は強がりな性格ですが、曲にある「臆病でかっこつかない 君のせいだよ」という歌詞と心境がバッチリでした。咲太の想いがどこにあるのか、そして麻衣の思春期症候群という現象は一体何なのか・・・中々奥深そうな展開!!
心配しなくても”中二病”作品ですよ
作品の中核”思春期症候群”とは、この年頃の人にだけ起こるオカルト的現象を指しています。精神科医などにはパニック障害や集団催眠の類とされていますが、麻衣を見てみると実際に他の人にも影響を与えています。他にも同じ日を何度も繰り返したり、自分と違う自分がいたり、さらには姿を入れ変えたりと多種多様な症状・・・中二病の具現化・・・?
涼宮ハルヒの憂鬱・中二病でも恋がしたいの流れをくみ取った正統(?)な中二病宣伝作品です。本作ももれなくイチャラブ要素あり、美少女ありで賑わっています。ちょっと問題解決という要素があり氷菓な一面も感じます。しかし一番は”若者達の苦悩と自己解決のための成長”。様々な症状を通じて、彼・彼女たちは大人になってゆくのです。
コメント も、文句以外で・・・