鬼リピした作品(´;ω;`)ウゥゥ
「変わり者たち」のサーカス団
バーナムは美しい妻チャリティとふたりの娘を持ち幸せ。しかし金銭的には豊かとはいえず、愛するチャリティに負い目をかんじています。そんな折、得意の話術で銀行からの融資を受ける事に成功したバーナムは、珍品揃いの奇妙な美術館をオープンさせたのですがこれが悪趣味。チケットも売れず途方にくれます。そしてふたりの娘から「やっぱり生きてないと面白くないよ。人魚とかさ。」と言われてしまうのでした。。
そんな娘の言葉で何かに気付いたバーナムは、町中の変わり者を集め始めます。さらに劇作家のフィリップを迎え入れ、芸術としてのサーカス団として活動を始めます。順調だったバーナムですが、ある女性の歌声を聞いた時から「これが本物の芸術」とサーカス団から目を背けます。崩壊が静かに近づいているのでした。
「最も崇高な芸術とは人を幸せにすること」だ!
これはグレイテスト・ショーマンの実際のモデル、P・T・バーナムが言った言葉。本作のサーカス団は、そのスタイルから当時批判の的になっていました。更に歌姫との出会いは、周囲や家族に”ある疑い”をかけられる事に。男女間の問題とあらば、当時でなくても噂されることなのですが、作中のバーナムは”成功”に目がくらんで気づけなかったのです。
そんな調子にのったバーナムにしては名言で、”ウケの良い言葉を使う”狙いはあったのでしょうが、それでも解釈してみると沁みました。関心はあっても触れるまでのハードルが高いと思い込んでしまう”芸術”という言葉。しかしバーナムの言葉を受けて、心を豊かにするモノが芸術かあ・・・と感銘を受けました。ほら、このブログも芸術とか言えるんじゃない?誰か幸せになってる・・・?
歌と踊りと表情が、観るものの背中を押してくる!
”これが私!これでいいんだ”と強く訴えてくるメッセージ性の強い楽曲の数々。歌に踊りに充分に芸術を感じました。何と言っても主演バーナム役であるヒュー・ジャックマンがかっこいいね!さらにフィリップ役のザック・エフロン。この2人がバーで魅せた歌と踊りは小気味よく、魅了されてしまいました。
これほど力強い作品には中々出会えません。作品を観た時が丁度落ち込み時期で、かなりボンヤリした生活をしていましたが、この作品で強制的にかちアゲられました。もちろん単純な僕といえども、映画観ただけで全てが戻ったわけではないのですが、この時期に何度この作品を観たのか覚えてないぐらい繰り返し観ました(これはこれで病気)。その結果グレイテスト・ショーマンにはテンションを上げる効果がある!と確認されたのでした。今ではオープニングで泣くことができます。
コメント も、文句以外で・・・