この子、もしかして不死身・・・?
テレサの長い一日
大学生のテレサは9月18日、18歳の誕生日の朝、見知らぬ男の部屋で目覚めます。「目が覚めた?起こした方がいいのかわからなくて・・・」と声をかけてくるカーターに、テレサは振り向きもせず部屋を出ます。自室に戻ると相部屋のロリが誕生日のカップケーキを渡してくれます。しかしテレサは「カロリーは摂らないの」と捨ててしまいます。
そしてテレサは大学病院のグレゴリー教授の元へ。浮気関係である彼のオフィスへ行き誘いますが、丁度妻が来たため慌てて出ました。なんとなく上手くいかない1日ですが、自分の誕生日パーティーがあるため少し浮かれています。向かう夜道でベビー・マスクを被った人間に襲われナイフで刺されてしまいました。そして見知らぬ男の部屋で目覚めると、「目が覚めた?起こした方がいいのかわからなくて・・・」と声をかけられるのでした。
本当に誕生日だけなのか・・・
テレサは誕生日のこの日、”死んでしまうと目覚めた時に戻る”という体験を繰り返します。眠った所と時間がセーブポイントとなっているようで、そこから再びチャンス?を得る様子。通常一度しかない”殺される体験”ですが、変えれる可能性があるという喜ばしい出来事・・・なのでしょうか?
もしかしたらテレサは特異体質で、いつ死んでも巻き戻るのでは・・・。本作では”何故戻るのか”は明らかになっていないので、彼女はもしかしたら”死ねない”のかも。そう考えると寿命が来た日はずっと繰り返し・・・めっちゃホラー!?な想像して観ていましたが、そんな現象も人によっては良い傾向があるみたいです。
犯人と自分を探す
テレサは繰り返していくループの中で犯人を捜します。そして本当に信用できるか人かどうかも確認していくのですが、そんな活動の中で”周りを見ていない自分”に気付きます。恨まれても仕方ない・・・と思う彼女ですが、前向きに”生まれ変わって良い人になる”と考え始めます。そして状況は好転!・・・するはずなのですが・・・
とても良い後半。前半も飽きさせない展開と変化で、陰鬱感の少ないリープ物です。難しく考えずホラー・コメディとして魅せながらもミステリ部分を押さえているという思惑良作。パッケージから”怖そう”と思い込んでいましたが、実際はサラっと観れてラストほっこりです。ドンデンガエシも含めて犯人捜しを楽しめました!
⇑ ちょいやくですが”ジュリー”役がジェシカ・ローテ
コメント も、文句以外で・・・