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詐欺の仕掛けは抜かりなく「グッドライアー 偽りのゲーム」

ライアーゲーム ☆映画あらすじと感想
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3.3 イアン・マッケランの味が良い

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出会い系サイト

ロンドンに住む資産家ベティ・マクリーシュは出会い系サイトでロイ・コートネイと交流しています。この日は実際に会う事になっており、レストランで落ち合いました。お互いに偽名を使って書き込みをしていた事を打ち明け、初対面とは思えないほどに楽しい時間を過ごします。ロイはベティを見送るとそのままとあるストリップクラブに向かいます。

ロイはクラブの個室に通されると投資家ブリンロシア人が待っており、早速ハイリターンな投資話を持ち掛けます。話もまとまりつつある中、ブリンの余計な一言で場の空気が悪くなります。後日ブリンは謝罪と、投資額を一部受け持つ形で和解を求めます。そして話がまとまりお祝いのウォッカを取り出すと突然警察が突入。ブリンはその場から逃走します。ロイと他メンバー、さらに突入した警官はブリンの逃走を確認するとウォッカで乾杯。このメンバーは全員、ロイを中心とした”詐欺集団”だったのです。

イアン・マッケランVSヘレン・ミㇾン

イアン・マッケランが演じるはベテラン詐欺師のロイ狡猾な表情手慣れた動きと、演技自体に年季を感じさせます。何より序盤の出会いでは軽口で胡散臭い雰囲気はありながらも、どことなく”安全な老人感”が漂うクセのある役柄。詐欺師と知ってからも妙に愛嬌があるロイに感情が流されてしまいます。きっとこの物語後更生してガンダルフになっ・・・・

対する資産家未亡人ベティ役は、これまた大御所ヘレン・ミレン。いかにも上品な立ち振る舞いながらも、大人の遊びを知り尽くしたかのような”男慣れ”な姿を見せ、ロイを魅了していきます。こちらはクセがなくスマートに演じていますが、もちろんヘレン・ミレンが単純・真っすぐな女性役で終わる訳がありません気品の中に狡猾さを隠しもった役どころを演じてくれました。

プロの仕事に抜かりなし

当然ですがロイは資産家未亡人ベティの財産を狙っています。世間知らずなベティに対して、愛をチラつかせ情に訴え、自分自身もお金に困ってない事を伝えながら詐欺沼に引き込んでいきます。ベティの息子の登場慌てるそぶりを見せつつ、それでも熟達された口車は巧なものでした。傍から見るとアットホームな2人ですが、”詐欺”である限り必ず終焉が来ます。それはグッドかバッドか・・・見てのお楽しみ・・・

なかなか緊張感のあるヒリヒリとした作品でした。2人共笑うと可愛らしいのに、悪だくみの際には本当に悪魔に見えます。そこが演技の幅広さを表してるのですよね。過去の行いが災いとなって還ってくる、人間の欲には際限がないという展開で、”老齢になった2人だからこそ生きる設定”に高評価。この2人はロマンスよりヒューマンやサスペンスが似合う役者ですよね。

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