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皮肉たっぷり、余裕もたっぷり「メンタリスト」

メンタリスト サイコパス
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5.0 現在ドラマお勧めNO1の面白さ!

殺人現場でティータイム

近所の少年が容疑者として連行された少女殺害現場。記者会見を受ける少女の両親を横目に、勝手にキッチンに入り紅茶を入れ冷蔵庫のサンドイッチを食べているのは、CBI犯罪捜査に協力して捜査を行う犯罪コンサルタントで本作主人公のパトリック・ジェーンでした。

キッチンに戻って驚く母親に紅茶を勧めながら「夫が犯人だと思っているのでは?」と話します。すると母親は「最近2人の様子がおかしくなっていた」と答えます。ジェーンは「母親のカンは正しい」と告げ、そこに入ってきた父親に対し「あなたが殺したの?」と聞きます。そしてやりとりを観ていた母親は確信したように銃口を夫向け発砲するのでした。


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パトリック・ジェーンはいやらしくも魅力的

明らかな異常行動をする主人公で、犯罪現場では割とよく物をポケットに入れてしまいます。容疑者に対する挑発・嫌味・誘導といった言動の数々は際どく、いつジェーンが襲われるのかとハラハラしてしまいます。そのジリジリと追い詰めていく様子は「いやらしい」の一言です。

たれ目の甘いマスク、お茶目で爽やかなジェーンずば抜けた記憶力・観察力に心理学・催眠額に精通しており、他者の心が見えるかのように振舞います。スマートとは言い難い言動ですが、どこか憎めません(さすがメンタリスト)。特にあのクシャっとした笑顔全てが許されてしまう魔力が込められています。

自分に自信を持つことで他者にも影響を与えれる

メンタリストとしての能力に絶対的な自信を持つジェーンは、常に余裕と自信が漂っています。もちろんハタから見ると苛立つこともありますが、しかしブレない自分を持つ事で「わからないけど信じてみよう」と仲間を、時には敵すらも信用させてしまいます。人を突き放した自暴自棄な態度すら何か策があるように見えてしまいます。

完璧なジェーンが見せる人間らしさは、何故だかとても崇高に感じます。合理的な考えの中に優しさがあり、ある種の「憧れ」を抱ける大きな存在です。この「メンタリスト」はジェーンによって引き上げられる仲間も魅力的で、中盤以降も仲間の成長とジェーンの人間らしさに更に引き込まれていく不思議な作品でした。

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