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気になる存在だから見てしまう・・・迷惑動画と知っていても・・・「グッド・ネイバー」

グッド・ネイバー ☆映画あらすじと感想
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3.1 皮肉が効いててイイ!

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\サブスク引き籠り応援団です/

興味本位の実験

2014年9月18日、イギリスでイーサンという若者が「特定の方法によって無防備な人間に霊を信じさせる」という内容の実験を行う事をYouTubeで話します。また実験と称するため、物理的な妨害は禁止6週間で終了完全な事実のみを記録するという一応3つのルールを定めて行われます。

的になったのは近隣に住む不審・不気味と噂されている高齢者ハロルド。留守の間に勝手に自宅に隠しカメラ等、色々な装置を設置し人為的な怪奇現象を起こしハロルドの反応を撮影するという実験とは言えない幼稚な悪戯でした。9月23日より悪趣味な悪戯が開始したのですが、ハロルドにはどうやら噂違わず何か”秘密”がある様子でした・・・

実験自体に意味はなかった

ハロルドは何処か狂気めいており確かに追わえたくなる人物。しかしイーサンも秘密に近づくに連れて同じく狂気を帯びていきます。観察者・被験者ともに狂気を帯びていくシーンは息を飲むほど。何があるのか?何があったのか?を隠しながら進んでいく様子が上手い!引き込まれました。

本作は実験というよりも”ユーチューバーになりたい若者”の暴走から始まった配信動画。イーサンにとっては実験の結果よりも動画サイトで人気者になる事の方が大事ユーチューバーへの強い憧れからこのような悪戯を思いついたようで、他人の驚いた様を楽しむという非常に悪質な迷惑動画となっていました。

視聴者がいるからやってしまう

考えてみるとこの動画、私達も映画を通じて観て楽しんでしまっています。そしてイーサン同様にハロルドの秘密に期待してしまう。もちろん”映画だから”という理由はあるのですが、しかしここに迷惑系ユーチューバーの魅力があります。つい見入ってしまう理由は映画だからなのか、それとも人の秘密を知りたいという人間の性悪な一面からなのか。

最後は後味悪く終える作品ですが、これも警鐘作品ならではの皮肉込みです。全体的な雰囲気が魅力の作品ですが、これはハロルドに漂う空気が感じさせるものです。俳優ジェームズ・カーン”単なる高齢者”ではなく、”秘密をもった怪しい人物”を演じました。60年代のアメリカ映画を支えたともいえる彼の演技力は、加齢とともにどんどん増していくようです。

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