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映画化にすると確かにこんな感じですよ「キャッツ」

キャッツ ☆映画あらすじと感想
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3.2 舞台そのまますぎた

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\サブスク引き籠り応援団です/

目指すは”特別な1匹”

満月のある夜、人間が生き物を入れた袋を置いていきました。動く袋を取り囲む猫達の前に、袋から姿を現したのは白く美しいヴィクトリアというでした。周囲を囲む猫達は人間に飼いならされていない、誇り高き猫”ジェリクルキャッツ”達です。ヴィクトリアは困惑しながらもジェリクルの輪に入っていきます。

そんな今夜は特別な夜。ジェリクル舞踏会が開かれ、歌と踊りを競い合う日。そして選ばれた1匹は天上世界で新たな生活を始める権利が与えられます。舞踏会のために必死に練習するもの、発表自体を楽しみに待つもの、そして他候補者を排除しようとするものと、それぞれの思惑が交差しつつジェリクル舞踏会の刻限が近づいて来るのでした。

キャッツの代表曲”メモリー”

キャッツの代名詞、娼婦猫グリザベラが歌う”メモリー”グリザベラは昔はグラマーな美猫でしたが、娼婦ということで嫌われています。老いた現在でも嫌われたままで仲間に入れてもらえません。しかしこのグリザベラの人生を歌った”メモリー”は、皆に認められていくきっかけとなりました。

「過去を思い出すと笑顔になる、昔は美しかった」

「幸せが何なのかわかっていた頃」

「もう一度思い出したいの」

「今では辛くても朝を待たなくてはいけない」

過去の栄光が悲しく歌詞に盛り込まれたメモリーはラストでは「一人は寂しい、あの頃の幸せに生き返りたい」と締めくくられます。歌詞に希望はなく仄かに明るかった以前があるだけ。とても月明りの似合う歌です。自ら歌うことで自分に対するイメージを払拭し、そして周囲も受け入れていきます。ちょっと泣けるシーンでした。

歌と踊りと、そして人生を

若かりし頃を懐かしむ老猫、現在を謳歌している若猫現状維持したい中年猫と個性豊かなキャラクターがそれぞれの人生を歌い踊ります。特に”鉄道猫のタップ”は力滾りました。舞台版同様”魅了するミュージカル作品”をそのまま映画化しています。

原作”キャッツ”は抽象的作品で、作品の8割は”猫の自己紹介”になっています。そこに”生”を感じさせながらも解釈は観客に委ねられている難解作品です。この前提条件を理解しておけば、色鮮やかに歌い踊るジェリクルキャッツの本当の魅力が理解できます。猫生のテーマソングはどの曲を聴いても素敵でした。

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