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どんな時代でも懸命に生きる「ジョジョ・ラビット」

ジョジョ・ラビット ☆映画あらすじと感想
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4.4 お勧めの戦争映画

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\サブスク引き籠り応援団です/

ナチに憧れる少年

第2次世界大戦真っただ中、ヨハネス・ジョジョ・ベツラーというナチスに憧れる10歳の少年の物語。彼には妄想の友人が存在しており、その友人が「アドルフ・ヒトラー」という徹底されたナチ思想。立派にナチス軍として役目を果たすため、ジョジョは「ヒトラーユーゲント・キャンプ」に参加します。

ユーゲント・メンバーの証としてナイフを渡されたジョジョはすっかりナチス党員気分。そんなジョジョに上級生から試練が降ります。それは「ウサギをひねり殺せ」という内容。試練を全うできなかったジョジョは、弱虫ジョジョ・ラビットと不名誉なあだ名で呼ばれる事になります。しかし妄想のヒトラーより「ウサギのように賢く勇敢になれ」と励まされ、再起してナチの為に尽くそうとするのですが・・・

ナチスの洗脳を皮肉って

キャンプ参加当日にあどけない少年たちが喜々として「ハイルヒトラー」の挨拶を練習していました。当時の少年たちにとって「ヒトラーは神様」のような存在で、敗戦するとは夢にも見ていなかったのです。本作はそんな子供を主人公にすることで、ナチスの洗脳をわかりやすく表現していました。

コメディパートもシリアスパートも一貫して皮肉っています。子供の洗脳を「妄想ヒトラーが友人」と表現したのは粋です。物資が付きて「紙のような素材の軍服」を「最新技術なんだ」と信じる子供の姿は痛々しくもありますが、全体的にブラックジョークを交えながら軽いノリで洗脳の怖さを伝えてきまています

一生懸命に生きた人々が焦点の戦争映画

コメディ感が強く、クセがある作品。しかし侮るなかれの本格戦争物。世界大戦当時を背景に軍律・人種差別・恋愛・義理人情と、それぞれの悲哀を詰め込んでいます。登場人物は全員が自分のため・人のため・国のために全力で生き抜いた人々です。軍人であったり一般人であったりですが、戦争に振り回された苦悩が映し出されていました

ジョジョ役ローマンの愛らしさにキャンプの隊長役タイカ・ワイティティの軽いノリ。そして何よりスカーレット・ヨハンセン演じるジョジョの母親の逞しさが「戦争映画」という殺伐としたジャンルを温かく包んでいます。しかし戦争の対価は計り知れないもので、その愚かさを伝えてくる奥深さがありました。時代に振り回されたジョジョの結末はハッピーエンドになるのか・・・

ナチ略奪美術品を奪回せよ!実話がベースの「ミケランジェロ・プロジェクト」
ヒトラー率いるナチスによって、ヨーロッパの美術品が強奪。ナチスが撤退する際には全て破壊されてしまいます。この事態を重く見たフランク・ストークスは、大統領フランクリン・ルーズベルト直訴し、美術品回収チーム”モニュメント・メン”を結成し現地へ向かいます。

⇑  「ミケランジェロ・プロジェクト」はまさに同時代の出来事

人生には映画のワンシーンのような瞬間がある「人生はシネマティック!」
1940年代、第2次世界大戦中のイギリス。情報相映画局特別顧問バックリーは受けが悪い映画ばかりに悩んでいます。そんな折コピーライターの秘書カトリンが訪れます。ライターが徴兵され、代わりに広告コピーを書いたという。バックリーは作品を一目で気に入り映画の脚本化としてスカウトしました。

アンソニー・ホプキンスが演じる”認知症”が生々しい「ファーザー」
娘アンは急いで父アンソニーの元へ向かいます。父には認知症状が出始めていますが、本人に自覚が全くありません。いつでも「世話はいらない。自分でできる。」と話します。「ひどいこと言ったんでしょ?」と尋ねるアンに、何故悪態したのか理由を話し始めました。

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