PR

取り戻したいのは肉体ではなく心「ペーパー・タイガース」

ペーパー・タイガース ☆映画あらすじと感想
この記事は約7分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

3.0 がんばれ中年!

スポンサーリンク
\サブスク引き籠り応援団です/

最強の武闘家トリオ!…の30年後

シフ・チャンの元でカンフーを習う青年ダニーヒングジム。才能豊かなで若いこの3人は無敵のスリー・タイガースと名乗り数々の強敵と戦い勝利しています。特にダニーはシフの跡継ぎに選ばれる程の腕前。しかし年若いこの3人は、カンフーよりも夢を追って都会へ向かうのでした。

それから30年、ダニーも年を取りバツイチのおじさん。息子との時間が一番の喜びですが、仕事に追われてぎくしゃくしています。武道家としての心も体も失ったころ、師匠の訃報を耳にします。そして再開したスリー・タイガース(中年)師匠の死が”殺人”であることを確信するのでした。

年を取る、ということ

ダニーはごく普通のおじさんに、ヒングは太っちょで足を引きずっています。ジムだけが唯一武道を続けていますが、全盛期と比較するレベルではありません。キレていないカンフー(?)はとても泥臭いモノです。日ごろの不摂生は蓄積する・・・というメッセージが・・・辛い・・・

しかしこれが現実。速さに目は追いつかないし、五感は鈍っているし、なんなら足も上がらない。腕力はともかくとして、瞬発力という部類の動き(ジャンプとか)は壊滅状態になっていくのです(体験談)。そして本当に鈍る・錆びていくのは肉体ではないのですよ・・・

夢と希望を通り過ぎて

想像と違った未来に慣れてしまったダニー。少しだけ武道に関わっている2人よりも”闘うこと”から離れています。だから争いを避けるふりをして逃げています。”若くない・体が重い・息が切れる”と自分を嘆くダニーですが、実は嘆いているのは肉体面ではなく精神面、心の部分でした。。

がんばれ中年!という本作。過去から逃げた先にあったのはごく普通の生活。不幸ではないけれど、何処かに何かを置いてきてしまった感覚。・・・わかるわぁ・・・カンフー映画というより共感誘うヒューマンコメディ年を重ねて変わるモノとかわらないモノ、それぞれを受け入れて人生は続く。・・・という壮大なテーマがあるような、ないようなそんな作品。

カテゴリーから作品を探す
☆映画あらすじと感想名作?迷作?B級LOVE
シェアされると喜びます

コメント も、文句以外で・・・

タイトルとURLをコピーしました